オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 手持ちケーブル試聴編 その⑤ アイレックス・EXIMA・・「銅線」そのもの。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 手持ちケーブル試聴編 その⑤ アイレックス・EXIMA・・「銅線」そのもの。

アイレックス(eilex)の試作品スピーカー(SP)ケーブル・EXIMA。2m。9年ほど前雑誌の付録に付いてきたもの。当時、SPケーブルがなかったので1年ほど使っていた。その後、アクロリンクやゾノトーンなど購入して聴いた。その時、「あれ?。音はいいと思われないけど、耐えられる。これでもいいんじゃないかな?」と思った記憶がある。今回の比較でも同様な印象だった。

アントレー E-1。MC型カートリッジ。1977年発売。当時定価30.000円。

帯域の広さ➁、解像力①、SN比➁、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)②、中間表現(膨らまず、こもらず)②、低域表現(締まり)②、コントラスト➁、制動力(歪みがない感じ)②、透明感②、繊細性①、音の輪郭、太い、音の出足 遅い、音の鮮度 並、質感・密度➁、デザイン➂、特長、 カッパー、つまり銅線そのものの音というイメージ難点、高域は、荒れ、硬質感。全帯域に渡り歪みあり。適性、 全てのジャンル(というより音にこだわらない人向け)。寸評、ここまで意志、脚色、意匠、恣意、技術的な要素がないケーブルも珍しい。製品化された商品はあるみたいだが、この試作品より性能はいいだろう。いい意味で、原始的、ネイティブなSPケーブルの出発点と思いたい。

アイレックスの試作品・ EXIMA 。「ただの銅線」という印象。