日本酒 酒徒礼讃 兵庫県神戸市 東灘区 浜福鶴 うすにごり 純米吟醸・・旨味を薄めから濃いめへと絶妙に変化  

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右手のぐい呑みは、桃山古唐津「朝鮮唐津筒酒盃」です。垂らし込みの斑釉がもたらす妖しい光学が見事。杯の内側(見込み)も青白く鮮烈。ヤフオク、mukashigatarisorekaraさんより分譲品。

浜福鶴 うすにごり 純米吟醸。昨年の品名は、「おりがらみ」でした。旨味成分の「おり」を残し、日本酒本来の風味と個性を楽しめるという。この酒造会社、「おり」の使い方が上手い。

酸味がまろやかで軽い。口に含んだ時は、旨味がひっそりと湧き出てくるが、時間が経つとじわじわと濃くなってくる。「おり」の影響か?。ホッカホッカの米を噛みめている時に出てくるコメのデンプンの旨味、米本来の旨味を薄めから濃いめへと絶妙に変化させている。旨味が酸味より勝っているためか、重量感、密度感が感じられ、飲んでる時は、やや重い印象。ただ、後味は爽快だ。爽快の理由は、わからない。が、酒徒は飲んで美味ければそれでいいのだ!。

なお、昨年の「おりがらみ」は爽快な酒と覚書にある。酸味が優勢だったのかも。おっと、いけない。酒徒は深く考えない。あるがままを堪能するが基本、肝心だ。

兵庫県神戸市 東灘区 魚崎南町 四丁目四番六号 ㈱小山本家酒造 灘浜福鶴蔵 

浜福鶴 うすにごり 純米吟醸  945円(税込み)「おりがらみ」は978円でした。