オーディオ・ベースマン見たり聴いたり サエク・WE-4700・・デジタル録音のレコードという物は…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり サエク・WE-4700・・デジタル録音のレコードという物は…。

サエク製品説明会。凄い発見があった。人生、「見たり聴いたり」は必要だ。「デジタル録音をレコードにしても音質の変化がない。わざわざ、レコードにしてまでも聴かなくていい。CDで十分」。この文章を読んで「だから、アナログ録音によるレコードの音質は、素晴らしい。デジタル録音によるCDの音質は、良くない。アナログ録音は、実演に近く優れ、 デジタル録音というものは、やはり、デジタル、まがい物だ 」と勘違いなされないようお願いします。

トーンアーム、カートリッジであれこれ悩まないのが、CDのいい所の一つ。シェアの Type Ⅰ。‘希少品’となれば「音質」目的でなく欲しがる人は出てくる。

サエクのトーンアーム・WE-4700とヤマハ・GT-5000の組み合わせ。カートリッジを含めたシステムの合計金額は、200万を超えるだろう。 アキュフェーズ・DP/DC-1000 は、275万ほど。説明員の方は、デジタル録音のレコードを中心にして、サエク商品の試聴を実施。また、アキュフェーズ・DP/DC-1000を使用してCDも数枚試聴…した。と、 その際、僕、違和感が。「あれ、いつもは、レコードの方が、『濃く、クッキリ』と聴こえるのに、今日は、レコードもCDも同じ濃さで聴こえる…」。レコードとCDの聴き比べは、いつも、同曲のアナログ録音のレコード盤とそれをもとにしたCD盤で比べる。そうすると、レコードの音は『濃く』 、CDは 『薄い』印象となる。レコードとCDは、違った曲を聴いても『濃さ』の違いは判断できる。製品紹介時、同一曲をレコード、CDで聴かなかったが、再生音の『濃さ』は同じ。「あっ、これは、トーンアームとレコードプレイヤーが悪いのかも」と勘ぐった。しかし、『濃さが同じ』。「そうか!。これ、アームもプレイヤーも忠実にデジタル音源をレコードのミゾから掬(すく)いだした。だから、DP/DC-1000と同じ音質に聴こえたのだろう」と思い当たった。それで、文頭の結論になった。

今、アナログ録音によるレコードは皆無。デジタル録音での音質、レコードとCDが同じということが確実に判った。それで、以前より声高に、「DP/DC-1000を買って、安いCDを買い漁り、音楽を聴いた方がずっとお得。D/Aコンバーターがあるのでネットワーク・オーディオへの移行も楽。レコード・プレイヤーじゃ、ネットワーク・オーディオに移行できない」と言える。それと、金額的にDP/DC-1000ぐらいの金額をかけなければ、アナログ・プレイヤーはデジタル録音では太刀打ちできない。これまた、発見。

店主、「ビル・エヴァンスの‘ワルツ・フォー・デビイ’。よりによって、デジタル・リマスターのレコードをどうしてあのアームでかけるのか!(注)」。究極のアナログ再生を目指して作った乾坤一擲(けんこんいってき)のアーム。それが、それなのに、それなのに、終始、デジタル・レコードをかける説明員の橋爪さん。非常に腹立たしい思いをしたみたいです。いや、してました。

LPレコード。1980年頃以前のアナログ・レコードは、全てキズつきの骨董品、再生時、ミゾを針で「ガリガリ」こするからキズ物は必然。そのキズ物、価格は、今、石油、円安と同様、天井知らずの上昇。ますます、DP/DC-なんちゃらが有利な状況。

(注)古いアナログのデジタル・リマスタリングのレコードの音は、「曇り」が生じる。絶対とは言わないが、ほぼ、そう。擦り切れた日本盤の「ワルツ・フォー・デビイ」の方が音質は上。店主談。