オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-480・・核心部となるアンプか?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-480・・核心部となるアンプか?。

アキュフェーズ ステレオ・プリメイン・アンプE-480。55万円ほど。困ったな。今回の試聴で、同社のE-650より良い音に聴こえた。 E-650は、音楽がまったりとして聴こえる。E-480、AB級アンプらしくない表現で、このアンプの性格づけは難しい。E-380とE-650の間で、「おっ、これは、じっくり聴かないと、ヤバイ」と思わせる。うまく創(つく)った。

弦楽四重奏の繊細な音の再生も違和感なし。

帯域の広さ④、解像力④、SN比⑤、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)④、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)④、コントラスト④、制動力(歪みがない感じ)⑤、透明感④、繊細性④、音の輪郭、中庸、音の出足 普通、音の鮮度 特、質感・密度⑤、デザイン(かわり映えしない)③。特長、E-380とは、正反対の(そう言い切っていいのか疑問だけど)慎ましく(仄暗いと書こうと思ったがやめた)、奥ゆかしい音調という方が適切か?。難点、 AB級アンプの明るい躍動感、音のキレを期待すると裏切られる。 適性、適性ではなく、合わないジャンルで。フュージョン、ロックといった開放的な躍動感、ある意味暴力的表現が必要とされる音楽。寸評、E-380との違いは、音調、質感・密度感だった。晴れ晴れとしないが、A級アンプの質感にAB級の音の伸びを加えた性格づけか?。全てのアキュフェーズのアンプ群の音質を考えた時、中核、核心となる製品かもしれない。

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一年ほど前の印象。2020年12月18日の記事から。 ダイナミズムを特長とするAB級ながら、パワーを抑え込み、繊細な音を重視した印象。楽器の質感がいい。ただ、E-280の澄み切った高SN比、E-380-の瑞々しい躍動感に比べると、‘車窓から見る風景‘。目の前にガラス窓があるような気がして、”窓を開けて全景色を見て感動したい”といった感がある。

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人間の年齢に例(たと)えると、 30代半ばから50代半ばぐらい。「分別がついた大人」という感じ。