オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 自宅音楽部屋・改造編 その②・・床(ゆか)だ。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 自宅音楽部屋・改造編 その②・・床(ゆか)だ。

オーディオってなんて面白い‼。摩訶不思議な世界。アイキャッチ画像、ウヰスキーのカートンボックス(ガラスの瓶が入る厚紙の入れ物)を置いただけ。これで、ハッキリ、クッキリに音質が激変。フフッ、面白い。スピーカー(SP)から出てくる音の力感の向上による帯域の拡大、混濁のない音の分離、歪みの低減による低域から高域にかけての明確な音の輪郭表現、結果、ピントがピッタリの音質に変化。音が前に「グッ」と出てきた。あくまでも、前の部屋との比較ですけど。

三角形のドアの切り込み。ニャンコと同居の方は、正方形のニャンコ出入り口兼用になされるのがベストかと。

その①のアイキャッチ画像とその②の画像。ニコンD80の液晶モニターに出しながら、 店主・細川さんに音質の変化の経緯を説明。「ええ、確かに、SP周りに物を置くか、もしくは、天井から何かを吊り下げると音質は変わります。今、店は、ゴチャゴチャしていますが、音はいいです。B&W802D3の周りに物があるからだと思います」。僕の部屋。当初の目論見通り、緩み、歪みは改善された。ただし、音楽の背景が澄み切る「スッキリした」SN比は求められない。自宅のすぐ傍(そば)を川が流れている。流れの水音が聴こえる部屋という事情もあり実現不可能(注)。SP周りに物を置くというのは、ベースマンのお客様のSPセッティングの名手、八重樫さんのお宅にお邪魔させて頂いた際に教えて頂き、実感した。

投稿して頂いた、佐々木さんの「江川三郎さんのメカニカルアース」。実は、ステレオ誌2019年9月号の『江川三郎発見伝』のP43ページからP48ページにメカニカルアースの説明、実証、検証記事が載ってました。これを読んだ時、自宅の部屋をフローリングで強化しようと決断。要するに、床全体を一枚の強固な板とみなす。ベースマンでの幾多の試聴でも、CDプレーヤー、パワーアンプは床に直接置き、SPはスパイクをコンクリに直(じか)刺し、ーさすがに、プリアンプは床に直置きして聴いてませんがー、ラック置きに比べ、圧倒的に直置き、刺しの音がイイ。DP/DC-1000の記事、その⑧でも書いてます。自宅の床の強化を実施するまで、二年かかりましたけど。

もう、お一方(ひとかた)、投稿して頂いたはやとさんの「どの位の時間が掛かったのでしょう」。この部分、部屋のリフォームが完了して、どの程度時間経過があったと解釈しました。SPとアンプをセットして聴いたのは、12月13日施工完了当日の夜。で、音出ししてガッカリ。次の日にカートンボックスを置き、「ニヤリ」としました。僕の部屋は、築50数年の木造住宅。部屋の壁は、3ミリ程度の薄いベニヤ材です。中高生の頃、ポスターをテープで貼り、剝がした跡が生々しい?みすぼらしい壁は、そのまま。天井に細工なし。上のカド、四隅には以前から工夫があり。「新築だから音が良くない」という事には疑問を持ってます。現代の、高断熱、高気密を図(はか)り、高密度、高強度の設計、建材を使用した建物。音が悪いのでなく、出てきた音の激変に対応できない、もしくは、‘環境’が変化したので上手く音を整えることが出来ない、と考えています。‘環境は’、試行錯誤の部分なので、たまたま、上手くいったり、上手くいかなかったりと色々な楽しみ(苦しみ?)があるかと。自宅をリフォーム工事された「誓いのハイレゾ」のBitppさんのご自宅に伺った時にそう感じました。オーディオ部屋としてではなく、生活する部屋としてのリフォーム。偶然の産物でしょうが、伺った当初から「音」は、‘ハッキリ、クッキリ、スッキリ’。良かった。その音に更に磨きをかけて、オーディオを楽しんでいる様子です。

上記以外にも、新たな発見もあり、やっぱりオーディオは、楽しい。

(注)水のせせらぎの音は、絶えず聴こえていても、心地いい。音楽鑑賞の妨げにならない。この環境を気に入ってます。