オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アルテックA7 その③・・至高の38㎝ウーハー!?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アルテックA7 その③・・至高の38㎝ウーハー!?。

アルテックA7。これまで、38センチ・ウーハー。ベースマンで聴いたのは、JBL K2 S9800、タンノイのGRF、同カンタベリーHE(最新機種でなく、昔の奴)、オートグラフ(国産筐体)に搭載されたもの。計5種類。あっ、それと、タンノイのアーデンがあった。

ウィーン室内合奏団。世界に誇れる日本録音。プロデューサー・中野雄、ディレクター・草刈津三、エンジニア・若林駿介。

アルテックA7の38センチ・ウーハーを店主は、こう語る。「(低音の出てくるスピードが)早い!。JBLよりずっと早い」。ウィーン室内合奏団のCD-3、弦楽四重奏曲・第14番・ト短調・K.387の第一楽章が終了。アキュフェーズのリモート・コマンダーで演奏を止めると、興奮した面持ちで語り始めた。「聴きましたか?。チェロの躍動感、スピード、38センチ・ウーハー(が再現するチェロ)のふくらみ(のある音色)。この音を他のスピーカー(SP)では、聴けない!!。(他のSPのウーハーでは出せなく)忘れている」。「(四重奏団のチェリストは)スコット・ラファロ(ビル・エヴァンス・トリオのベーシスト)よりずっと技術があり、譜面通りに演奏している(そのことが、A7のウ-ハーで聴くと良くわかる)」。ベーシストでもある店主は、アルテックA7のウーハーの再現力をこう高く評価した。「コーン紙が、軽量。それが、いいのかもしれませんネ」。

JBL KS S9800の38センチ・ウーハーは、ふくらみが無く薄い感じ。タンノイは、音に厚みがあるが、やや重い感じ。僕も、アルテックのウーハーが好みだ。楽器の音に近い。

アルテックA7。アキュフェーズのディジタル・チャンネル・ディバイダーのDF-65を使用。パワーアンプは、高域に同A-50Vを低域には同A-75。試しに、高域にA-75、低域にA-50Vを繋ぐと、低域に満足な表現を得られない。A-75の高域とA-50Vの高域の違いは、繊細さ。音の伸びとSN比は、それほど変わらない。これまで、ベースマンでアキュフェーズの新旧パワーアンプを聴いたが、その高域特性は、初号機より基本的に変わらない印象だ。

アンプから送り出しは、現代のケーブルだが、受け側は、当時のままの細いケーブル。