オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編・誓(ちか)いのハイレゾ パート③。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編・誓(ちか)いのハイレゾ パート③。

「この居間の雰囲気でしたら、喫茶店、二名様限定の喫茶店をお開きなされるのがいいのでは?」。お客様の奥様にこうお声がけ。そして、お客様のシステムの試聴に臨む。ハイレゾ音源のフィダータwithスペックとアキュフェーズ・DC-1000連合と CD再生のアキュフェーズ・DP/DC-950の対決。ほぼ互角。僕が、軍配を挙げれば、950。コントラストが950の方が高い印象。フィダータ・スペック・アキュ連合、直接比較できないが、DP-750よりは上の模様。ただ、ハイレゾ音源の方が、CDよりずっと伸びしろが期待できる。これからだ。

タンノイの「アーデン」。大型スピーカーは、やはりいい。「ベースマンのB&Wの音は神経質すぎる。アーデンのような大雑把な鳴り方がいい」と意見が一致。

プリアンプは、アキュフェーズ・C-3850、パワーアンプ・同A-70、SACDプレイヤー・DP/DC-950。アキュフェーズ・クリーン電源。フィダータwithスペックが、システムの中心。お客様が、ハイレゾ音源再生の「キモ」だというLAN、USBケーブルは、アコースティック・リヴァイブのR-AL1(LAN)とUSB-1.0SP-TripleC (USB)を選択。「今回、自宅でDP/DC-1000を聴いたのは、カタログに書かれてある『 ~DSD信号をPCM信号に変換することなく~』という部分に惹かれたからです。950(の音質)でも満足はしてましたが、聴くと、圧倒的に、1000がいいですね」とお客様。「店で試聴した際は、1000は、なぜかDSD256/11.2MHzを再生できませんでした。それで、アキュフェーズに細川さんが問い合わせしたところ、(アキュフェーズに問題はなく、それでは)フィダータに問題があるのでは、という事で、アイ・オー・データにアキュフェーズが、問い合わせたら、これまた、問題なし。スペックに問題があったのですが、今年中の問題解消は、ムリと思ってました。ですが、アキュフェーズが、スペックに働きかけてくれたようで、昨晩、スペックのファームウェアのアップデートが、パソコンを使い、インターネットを通じて出来ました。それで、自宅でDSD11.2MHzの再生もできたのです。950では、11.2の再生が出来ていたので、1000でも再生可能と思ってました」。

最先端技術の再生音をタンノイ・アーデンで鳴らす。日本的”軽み”が出て、誠に喜ばしい。

僕が今から、良い音で、ちょっとお金をかけて音楽を聴くためオーディオを始めるとする。その際、買うのは、スピーカー、アンプ、USB DAC(ダック)、フィダータwithスペック(ヘッド、僕の造語)。そして、ベースマンに「ヘッドを買いますから、おススメのハイレゾ音源を適当に入れてください。その分のお金も払います。そして、端末からの操作も教えて下さい」と頼む。NAS(ヘッド)に音楽ファイルを入れるのは、後で教えてもらえばいい。CD、レコードは、必要ない。

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少し、遠い未来。東京のインターナショナル・オーディオ・ショー。とあるメーカーのブース。「ネットワーク・プレイヤーとNAS(なんて、言いにくい、いや、書きにくい)を持ち込みください。貴方様が、普段聴いている機器・音源で当社のアンプ、スピーカーを聴くことができます。そして、よろしければ、当社のNASとデータ伝送機器を使ってみませんか?。貴方様が普段聴いている演奏を違った機器ですぐに聴けます。データ転送は、僅かな時間でできます。お客様の機器の重量は?。3㌔ほど。そうですか、当社の機器は、0.8㌔ほどとなっております。20世紀より当社は、音質を損なわない小型化には、いささか自信を持っております。しかも、その音質は、貴方様が普段聴いている音質グレードと変わらないかもしれません。いや、ひょっとして…」。

天井部分に梁など変化があると高域の音質が良くなるようだ。