オーディオ・ベースマン見たり聴いたり フィデリックス MITCHAKU その②・・AC-6の低音を補強。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり フィデリックス MITCHAKU その②・・AC-6の低音を補強。

フィデリックスのヘッドシェル。MITCHAKU(ミッチャク)with アキュフェーズ・AC-6。オルトフォンのSPUとの聴き比べ。初め、アキュフェーズ・AC-6と金属と木のハイブリット・ヘッドシェルを聴き、SPU WOOD A、 SPU Meister Silver MKⅡと続き、最後にミッチャク装着のAC-6を。試聴盤は、Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard。

4種のカートリッジを聴き終えた店主は、興奮して語る。「(以前、聴いたオルトフォンLH-4000装着のAC-6は、高)解像度系になり過ぎ(と思っていた)。(それで)ハイブリッド・シェルの木質が持つ、ふくよかさ、ツヤ、しなやか(といった)方向性が良かった」。「(次に聴いた)SPU (WOOD A)は(筐体の木質に由来する)響きが、これまた、良かった」。ーただ、WOOD Aは、店主にとって音の締まり加減にやや不満があった様子ー。「シルバー( SPU Meister Silver MKⅡ の事。以下、シルバーと略す)は、高域の解像度が優れ、また、低域のリズムが、管楽器、ベースの倍音が(ハイブリット装着AC-6より)良かった。スイング(スウィング)して彫りの深い音だった」。「これは、(ハイブリッド装着の)AC-6の完敗!(シルバーの)SPUには敵わない。基本設計が数十年前のSPUに比べ、(AC-6は)新しい設計でワイドレンジだが、ジャズは完敗。ベースの低音が、ペナペナ。40~50Hz(の帯域)が出ない。腰高(の音)!!!。(そのため、)ジャズにリズム、伸びが感じられない」。「(結局、AC-6は)中音、高音がキレイだが、(低音がでない帯域の)狭いものかなと思った」。ーミッチャク(装着AC-6)にしたら、どうだったのですか?ー。店主、ニコニコして語る。「不満だった低域が出て、満足した。中音も彫りが深い。SPUでないと骨格のしっかりしたジャズは楽しめないと思っていたが、そうでない!。低域が薄い鳴り方はしない」。

「藤井さん、‘AC-6は、音がキレイだけでなく、骨格のしっかりした彫りの深い音だ’とちゃんと書いてくださいネ」。ベースマンのリファレンス・カートリッジは、ミッチャク with AC-6に決定。

なお、僕、AC-6。以前、ブログでも書いたがヘッドシェルを木質のオルトフォンLH-8000でも聴いている。それらの経験から、高解像度・写実基調が、ミッチャク、高解像度・芸術基調・柔らかめがLH-8000かな?。中間がオルトフォンLH-4000のイメージ。装着することは、無いだろうが、使っているヘッドシェル、マイソニック・SH-1Rhだと、高解像度・芸術基調・色艶あり、フェーズメーション・CS-1000だと高解像度・パワフル・ガテン系になるような気がする。