オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP/DC-1000 歴史は動いた。その④・・皆様、ご安心を。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DP/DC-1000 歴史は動いた。その④・・皆様、ご安心を。

DP/DC-1000。「(アキュフェーズ)DP-750では、感じなかった衝撃だ」と店主。DP-720からDP-750にモデルチェンジした時は、音質の変化に驚愕は感じなかったと店主はいう。衝撃と言えば、僕は、720を初めて聴いた時は、「CDの本来の音質はこのようなものか!」と思ったけど。そして、アキュフェーズの他機種との比較試聴。いかなる音質に聴こえるか?、かなり、ドキドキでした。

上、DP-750。下、DP-570。DP/DC-1000を薦めながら、現実購入を仮定したら、DP-450を僕はチョイス。

DP/DC-950。伸びのある煌(きら)びやかな高域、耳に届く迫力のある低域表現、拡大される音場感といったオーディオ的要素などに魅力がある。中間帯域、低域が少し緩(ゆる)む。少々、曇りがあるがSN比は、あまり変わらない印象。DP-750。透明感、くすみといった要素にこだわらなければ、SN比は、いい。帯域は広い。高域は、シンバルの金属感が薄い。低域の持続的なエネルギー感は、落ちる。DP-570。中間帯域を中心に音の締まりがある。ピアノの音階の変化が良く聴きとれる。伸びのある高域表現、低域の締まり、陰影表現が欲しい。SN比は、落ち、音の新鮮味は求められない。 DP-450。帯域表現にメリハリなし、広くない。解像力も落ちる。高域から低域にかけてのエネルギー感も弱い。SN比は、DP-1000より落ちるけど、違和感がない感じ。‘音の出足が早い’、この点はDP-1000と遜色がない様子。ジャズトリオの3人の分離、距離感がいい。

比較印象に『矛盾』がある。が、澄み切った、透明感のあるSN比、低歪みの優れた制動力、瞬発力の高い起動力という三つのアキュフェーズ製品の特長は、全ての機種で感じることができる。

すでに、これらの機種をお使いの皆様は、安心してご使用のほどを。これから、購入を検討している方、機種別の音質の変化に興味のある人は、この機会にご試聴を試みた方がよろしいかと。