オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アルテックA7 その②・・低音の印象が変わるが…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アルテックA7 その②・・低音の印象が変わるが…。

アルテックA7。DF-65を繋ぐと、オーディオ的要素ではどのような変化があるのだろうか?。性能は向上しても、失われる部分もあるようだ。聴感上の変化を指数化(この言葉が適切でないと思うが)して判りやすく伝えるように試みた。⑤ 最高!(だ) ④ イイ感じ  ③普通  ② ちょっとな(良くはない)  ① これは良くない(ダメ!)。

パーシー・ヒースのベースの音。DF-65を通さない方が、伸びやかに聴こえる。

A7のみでの評価。広帯域表現②、高域表現①、SN比③、解像度②、全体的なコントラスト②、繊細性②、中間帯域の制動力③、低音の印象⑤、透明感③、質感密度⑤、滑らかさ③。特長、筐体(きょうたい)に、容積に余裕があるためか、低域の伸び、奥行き、スピード感はバツグン。難点、打楽器アンサンブルは、まるでダメ。適性、やはり、容積に余裕があるためか、立体的な音像表現、浸透する音場表現は優れている。楽器の定位、構築性がいい。高域表現、中間帯域から上の解像力が悪いので、オーケストラ、ジャズ、ボーカル再生は欠点も聴こえてくるが、音楽としては好ましい再生だ。

DF-65を通して(パワーアンプの性能で聴こえ方は変わると思いますが)。広帯域表現④、高域表現④、SN比③、解像度④、全体的なコントラスト④、繊細性④、中間帯域の制動力④、低域の印象④、透明感③、質感密度④、滑らかさ③。特長、高域性能、全帯域の解像力の圧倒的改善。シンバルの材質、大きさ、重量まで聴こえてくる感じ。ピアノの音色が向上。60㏈でも音の輪郭が崩れない。難点、低域が下に伸びなくなるのと質感密度がやや希薄に。そのため、定位、音像に影響あり。適性、打楽器アンサンブル以外の、ジャンルなら、 澄み切ったSN比は得られないが、B&W802D3を凌ぐように聴こえた。あくまでも「音楽鑑賞として凌ぐ」という意味です。

なお、アイキャッチ画像にあるように、販売されるアルテック、ステッカー(シール)が剥がれかかっている。これは、当時物、つまり、十数年前に廃業した映画館から取り外して倉庫に保管されたという証。従って、補修など一切行われていない、第三者の手が加えられていない当時物として現状販売します。

あっ、SPケーブルも付属の物を使ってます。ウン十年前の細いケーブルです。