オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パラダイム ファウンダー40B その②・・比較の優劣は良く判らない。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パラダイム ファウンダー40B その②・・比較の優劣は良く判らない。

B&W705 S2にスピーカー(SP)を交換。ノートにファウンダー40Bと比較して主要なオーディオ的要素、帯域の広さ、高域の伸び、SN比、解像力などが、どのように聴こえるか、メモを取ろうとした。でも、曲をスタートさせて、すぐにやめた。「B&Wには敵わない…」。そう思いつつジャンルの違う曲を数曲聴くが、イマイチ腑に落ちない。B&Wが魅力的に聴こえない。どちらが、いいのか、優れているのか、良く判らなかったというのが正直な感想。

オーディオ的性能では後塵を拝するが…。

「細川さん、B&Wの方が、いいような気がするのですが、でも何か…、違うような気がします」と感想を訊ねられそう答えた。すると細川さん、松田聖子のLPを取り出しターンテーブルに載せながら「中音が(B&Wは)引っ込んでいる。そのため、音が前に出てこない。いわゆる、ドンシャリにB&Wは、聴こえるんですよ。このLPを聴いてみましょう」と。なるほど、聴くと、B&Wは、松田聖子の声がキレイに艶っぽく、溌剌(はつらつ)と聴こえるが、少々、甲高くSPの後方で歌っている。ファウンダーの方は、やや声が膨らみ、声の輪郭がハッキリせず大人しい聴こえ方だが、声が前に出てくる。この辺の違いが、B&Wの圧倒的な性能を認めながらも、素直に頷(うなず)けない理由なのかもしれない。

自分の好みでも判断不能。やはり、優劣は良く判らなかった