オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編 その②‥マルチを堪能 パート② 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編 その②‥マルチを堪能 パート② 

僕、マルチシステムに関して良く判りません。上手く説明できません。この方のシステム、アイキャッチ画像のように組んでいます。「(音質は)フルレンジ・スピーカー(SP)に高域と低域を足したイメージです」とお客様。フルレンジの「ヌケの良さ」を存分に活用。 高域を無理に伸ばさず、低域を締め付けない”外連(けれん)味”の無い音質を求めたナチュラルバランス。

故長岡鉄男さん設計のネッシーの共鳴管を胴体から放し、逆さまに使用。ここにこの方の工夫(極意、苦労)がある。

敢(あ)えて「物差し」をベースマンのB&W802D3を中心としたシステムを念頭において比較。高域に伸びを感じないため、広帯域ではない。音楽の背景は、澄み切った感じはないため、高SN比とは言えない。全帯域に渡り、強力な解像力、パワーで音を分解しているわけではないが、 解像度は、良好。 立体的な「ゴリッ」としたコントラストの高さは弱く、奥行きのある陰影表現は得られない。フルレンジを中心としたSPシステムのためか、中域が突っ張っている(出すぎている、強調された)感もある。しかし、滲(にじ)み、くすみ、ボケ、歪みといった音を曖昧(あいまい)にさせる要素が少ない。高域から低域までの音の繋がりが良い。左右に展開する自然な音場表現。音の精度が高く、音楽が、「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」聴こえる。そして、このシステムの”白眉”は、38センチウーハーの音。分解され軽量、ハイスピード。しかも、ベース(コントラバス)の持つ体積、容積、響きを見事に再現。802D3の低域表現を凌(しの)ぐ。802D3のベースは、引き締められ、エネルギー感が強すぎ不自然。

このお客様のシステム。聴き手との距離を感じさせる、もしくは、近寄りがたい向きもある、初めはいいけど、そのうちに違和感を抱かせる圧倒的オーディオ的性能(802D3)には、及ばない。が、音楽に、ゆっくり浸(ひた)れる。嬉しいことに聴く音楽のジャンルは問わない。

2021・4・17 追加 コロンビアの歌手 シャキーラ(シャキーラ イサベル メバルク リッポール)さんのAV(オーディオ・ヴィジュアル)。センターの大画面テレビ、マルチシステム、背後の二個の自作SP(スワン型?)を使ったライブの臨場感溢れる再生も見逃せ(聴き逃せ)ない。