酒徒礼讃 日本酒 岩手県北上市 「嫉(そね)み」、「北上夜曲」・・そのまんま昭和レトロ感。

酒徒礼讃 日本酒 岩手県北上市 「嫉(そね)み」、「北上夜曲」・・そのまんま昭和レトロ感。

旅先(出張先)で、ラベルの絵に誘われ、つい購入。期待せずに飲んだら、昭和レトロを感じさせる濃厚な味。ちょっと、嬉しい一人晩酌。「嫉み」。裏ラベルを見ると、ー命名とラベルデザイン:江戸川ずるこ。使用酵母:徳島県酵母。(なぜか、突然英語でしかもビックリマーク三連発付きで)Specil thanks to Ryoichiro Mamiya!!!。「北上夜曲」。ラベルイラスト:吉岡里奈。使用酵母:きょうかい6号。使用米:亀の尾(100%使用)。栽培農家:三浦和俊(岩手県北上市)-とある。

岩手県 国見温泉・石塚旅館。夜の混浴露天風呂入り口。実際は、もっと暗い。清掃時間以外なら、24時間、いつでも入浴オッケー。湯舟の上には、屋根はなし。雨中の入浴も風情あり。撮影は許可を得ています。
グリーンの色が嬉しい露天風呂。明るく写ってますが、実際は、もっと暗い湯舟は、段差と深さがあり要注意。大きさは、約一間×三間(約1.5m×5.1m)。四、五人ほどの入浴がいい距離感。

「嫉み」。わずかにカビの香り。酒の色は、薄い黄色。濃い果物の熟した甘味、酸味とわずかな苦味。自家製の濃い梅酒の爽やか感、まったり感、満足感十分の酒。後味に山ブドウのジュースの味わい。ワインの味わいにも似ている。トロリとして口当たりが怪しく、これに騙されて盃が進む。口の中で咀嚼すると、甘味、酸味を交互に味わえる。噛みしめるほど、甘味、酸味の濃度が高まり、「あ~っ、うまい!」。冷や(常温)がイイ。

「北上夜曲」。無香。ワインみたいな味。口に含むと、甘さが感じられるが、すっぱい、酸っぱいが口の中に充満する。サッパリ感と酸っぱい感は「霞城壽(かじょうことぶき)」と同じだが、濃厚さがある。柑橘系の酸っぱさではなく、熟した柿の中にある酸っぱさ。後味は、複雑。苦味、抉(えぐ)味もある。こちらは、冷やして飲みたい。

純米生原酒 「嫉(そね)み」。清酒 純米酒 「北上夜曲」。いずれも、1408円。喜久盛酒造㈱ 本社:岩手県北上市更木3-54 製造所:岩手県花巻市東十二丁目6-12-1。