オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編 その①・現代ジャズを聴くならピッタリ。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お客様ご自宅試聴編 その①・現代ジャズを聴くならピッタリ。

店主・細川さんは、この方のリビングのシステムを聴いたことがある。その印象を「自分がプライベートでは、こうありたい(という音)。自分の給料の範囲で(注)、オーディオを自宅で聴くなら、この方のような音にしたい(を出したい)」と細川さんは、語っていた。 そして、この方は、家族の迷惑になる時は、「こちらの仕事場(アイキャッチ画像)で聴く」とのこと。ADプレイヤー(アナログ・プレイヤー)は、ティアックTN-550、CDプレイヤーは、パイオニアPD-30AE、プリメインアンプは、オルトフォンLMA-80、スピーカー(SP)は、ダリRoyal Menuet 2(箱は、linfof工房によるリメイク)。車でいえば、「1500CCクラス」の簡素な陣容。「リビングの方は、アキュフェーズとかも使っているけど、SPはテレビの脇にしか置けません。その点、仕事場の方はセッテイングが自由です。一関のベイシーのような面で押してくる音もたまには良いけど、家では点から広がる音で聴きたいですね」とのこと。

カミーユ・サーマンさん(?)。ライブ盤。バツグンのリアリティ。ただ、ただ、脱帽するだけ!。

ダンピング(制御)を利かせ、緩みの無い、やや硬質感のある高解像度基調な音質。高精度な音といってもいい。曇り、くすみ の感じられない澄み切った高SN比。帯域は狭いが、歪みがない。メリハリの利いたハイ・コントラスト。スピード、キレのある音の張り出し。低域の強烈な力感が「弾けるような」躍動感(アタック感)を付加。結果、スピーカー(SP)のセンター奥から音が出てくるのではなく、音の輪郭が崩れないまま前面、上下、左右と自在に音場を拡大。スピーカーのサイズを超えた表現を可能としている。このシステム、最も得意な分野は、【現代ジャズ】。特に、ドラムの音。タイコ、シンバルの明確、明瞭な再生音は、三桁万円クラスの音質と聞き違えるほど(それよりいいかもしれない)。 「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」した音の見本。ただ、全ての音楽ソースで最良の結果は得られない。打楽器、弦楽器の再生は、素晴らしい。ピアノ、ボーカル、管楽器、楽器数が多いオケなどが不得意の様子。低価格のシステムでもジャンルを絞れば、高額製品に負けない音が出る。逆に、高額商品は、ジャンルを問わない再生が可能(うまく鳴らせれば)という事を認識させられた次第。

(注)「私、オーディオ店をやってますから、普段、高級製品で音楽を聴いてます。でも、『普通の給料取り』でしたら、(高級品には手を出さずに)手ごろな価格の製品(中古品で計30万ほど)で音楽を聴きます」とのことです。