オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ C-27・・完成度は高い。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ C-27・・完成度は高い。

アキュフェーズ フォノイコライザ C-27。中古品。C-27、アナログ・ライクな音質。C-47導入ということで展示処分品となったアキュフェーズ C-37、また、レコードプレイヤー・ヤマハGT-750(下の写真)とともにお値段はお問い合わせください。(C-27は、売れました)

保証書に昭和60年と印刷。それにしても、未使用品かと一瞬、錯覚するような品。完動品。

一聴した瞬間、「滑らかさがある。C-37には引き離されない」と店主・細川さん。僕は、「あっ、いい音だ。低域に力があって、伸びている」。高域が少々、伸びやかさに欠け、詰まる、低域のダンピングが弱いという、マイナス要素がある。それでも、SN比のよさ、帯域の広さ、解像力の高さの三種が相まってコントラストの高い音質(C-37と比べなければネ!)。C-37と比べると、帯域全体の音の輪郭の弱さがあるが、比較して不満を感じる方は少ないと思う。C-47と比べても、オーディオ的性能は落ちるけど、音の輪郭が緩くてもいいから、色々な楽器の音色が楽しめれば、それで「ヨシ!」という方に向いていると思う。硬質感がないからネ。また、シャープな音の輪郭を求める方は、最新のC-47だろうけど、C-37でも十分。この3機種、段階を踏んでレベルが上がっていることがよく解る。よく解る楽器は、ピアノ。その広帯域、ハイスピード、高ダンピングされた低音から高域に伸び切る明確、明瞭な倍音表現、それによる陰影感の充実したピアノの音を比べるとよく解る。最新機種と比べても、C-27、設計回路の完成度の高さを感じる。

これから、アナログを始める人にはオススメ。おそらく、C-27は一生使えるだろうから、ヤマハ・GT-750とセットで購入したい。合計のお値段は、35(万)ぐらいかな。

なお、日経新聞土曜版。8月1日 別刷りの「プラス1」の『くらし探検隊』のコーナー。ネット・オークションで1978年製のソニーの中古アンプ2万5000円ほどで落札したが、不具合があり、結局、当時の定価9万を超える9万1850円の修理費がかかったという記事がある。それからすると、ベースマンで購入の場合、購入直後の不具合(試聴するからあまり、ないけど)は良心的に対応してくれる。マッキントッシュ・C40も不具合が発生したが、対応中。それを隠すことはしないのが、ベースマンのいい所。