オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-370・・「ハッとする」音はないけど…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-370・・「ハッとする」音はないけど…。

アキュフェーズ E-370。中古品。価格は、お問合せのほど。…あの、参考までに。大体、ベースマンの中古品の価格は、オークション程度、もしくは前後の価格です…。店に入庫直後なら、かなり安いケースもあるかもしれません。(E-370、売れました)

このLP。演奏より、客の嬌声、グラスの触れ合う音といった店内の雑音を一生懸命?聴いてしまった。

試聴に入る前、不安だった。前の店であまり良く聴こえなかったから。レコードに針を落として、ひと安心。E-380よりは、落ちるけど、悪くはない。帯域は広く、解像度も良好。SN比は低く、低域のダンピング(音の締め付け)が弱く、高域は、伸びやかさに欠ける。音の出方は早くない。躍動感、メリハリが、コントラストが弱い。 そのためか、AB級アンプの持ち味、『解放的な力感』でもって音場を拡大する要素は聴こえてこない。単純にいうと、「ハッとするような音」は聴こえてこない、大人しい印象。この辺が数年前の試聴時、E370が、よく聴こえなかった理由だろうか?。一時間ほど鳴らすと、中間帯域、特に、ボーカルがあっさり、明確に聴こえる良さが出てきた。高解像度から、使われている楽器の音がボーカルの背後でよく聴こえ、歌い手が浮き出るイメージ。音質、”ハデな”E-380と比べると、”地味”で”小ぢんまり”とし”奥ゆかしさ”を感じる。オーディオ的高性能を求める方には合わない。

今週末から、16日(日)にかけてアキュフェーズ・C-3900とセパレート・CDプレイヤーのDP-950とDC-950が試聴できます。13日(木)は休みますが、それ以外の日は、予約営業するということです。注目は、3900と3850の聴き比べ、あとは、セパレートアンプでのCD再生音質とレコードプレイヤーでのアナログ円盤音質の聴き比べといったところでしょうか?。