オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アッコルド・エッセンス・・無彩色の音色が心地よい。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アッコルド・エッセンス・・無彩色の音色が心地よい。

「聴いて、一日目。特長がない、魅力がない、とおもったけど、二日目、聴いていて飽きがこない。低域の量感がよく、これで(このスピーカー<SP>で)いいんじゃないかと思わせてくれた」とはEMT 930 stの所有者の方の感想。「クリアーな音ではありませんが、オーディオ的というより、音楽を聴かせるSPです」と、店主。

中古品。CDプレイヤー・アキュフェーズ・DP-55V 12万円。ヴォイシング・イコライザー・同・DG-58 価格は未定。

B&W802D3を念頭に置いた印象。SN比、解像度は落ちる。音のコントラストも弱い。音の輪郭は、やや緩い。そのため、鮮度とか力感といった要素は感じないし立体的な音像、広大に広がる音場といった表現も得られない。一方、帯域の広さは十分。低域から高域まで支障なく聴こえる。また、音の立ち上がりは早い。楽器、声楽の質感がグッドだが、一番いいと感じるのは、モノトーン、すなわち、白黒、グレーの、無彩色の音色。音源を素直に伝えてくれる良さがある。ジャンルは、現代的な硬質のジャズからオーケストラまで幅広く対応。不得意科目無し。製作者のマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏。小型SP「リネア」同様、過剰な脚色、演出のない再生を世界を音楽を聴かせてくれる。

音楽家で言えば、ピアニストのヴィルヘルム・バックハウス。聴き初めは、「何この音、ゴツゴツしている」と聴こえるが、聴き続けると、ついつい引き込まれ、曲が終わると思わず「ウーン」と唸る。アッコルド・エッセンス(Accordo Essence)も同様、聴き込んで、引き込まれる良さがある。

185万円ほど。重量、30㎏ほど。フランコ・セルブリン・アッコルドに比べ、その音のゴリッとした輪郭の太さ、鮮烈さはないけど、その先鋭さが苦手な方へ。エッセンスの方が、帯域の広さ、量感に余裕があり、神経質にならずに音楽に浸れる。