オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ハイエンド有限会社・・・・これが海外ハイエンドモデルの魅力だ!!。

Mola-Mola(モラ・モラ)のMakua(マクア) Pre-amplifier 、 Kaluga(カルーガ) Mono Power Amplifier、SPが Lansche Audio(ランシェ・オーディオ) No.5.2. CDプレイヤーが、meitner「MA-1」。確か、総額1.000万越えの価格。凄く小さな数字で参考価格が、プリント。
このテープレコーダーで、マスター・テープを再生。生まれて初めて、マスター・テープを聴いた。嬉しかった。

アキュフェーズ with B&Wより素晴らしい音楽を聴かせてくれた。敢えて言うが、「比較して音質がいい」とは言わない。

今まで、海外ハイエンドモデルにいい印象はない。「2019東京インターナショナルオーディオショウ」。やっと、海外ハイエンドモデルの神髄に触れた。

時間潰しにフラリと訪れたG509試聴室。30畳ほどの小さな部屋。大柄なドイツ人(おそらく)デモンストレーターが、CDプレイヤーのトレイに大きな手で「ドカンッ」とCDを乗せる。そして、プリアンプのボリューム・コントロールを正午の位置に。

1時間後、オレは、G407アキュフェーズのブースへ。そして、再び、一時間後、五階のハイエンドのブースへ。

エネルギー密度に満ちた深み、やや湿り気がある音質が特長。瞬発力のある弾力に富んだ解像度の高い低音。中間帯域は、混濁、歪みが発生しないようにコントロールされているが、一方では、豊かな響きを失わない。高域は、アキュフェーズ・B&W連合の繊細で色彩感覚に溢れる性能には及ばない。が、ジャズのドラム・シンバルの材質の「良否」が分かるような倍音表現を持ち、伸びがいい。力があるため、帯域を無理に拡大することなく、全帯域を均等に解像し、音を抉(えぐ)り、奥行きをだす。音の制動、「STOP&GO」も魅力的。結果、ハイ・コントラスト、ハイ・スピード、柔軟、陰影表現に優れた音で音楽を前面に打ち出し、音楽的感銘を聴き手に与える。ただ、高SN比ではないため、立体的な音像、広大に広がる音場といった要素は期待できない。

再生をスタートさせると「ドン」ではなく「フッ」と音が出てくる。そして、プレイヤーが「こう演奏したい」というものが見えてくる(聴こえてくる)ような気がする。素晴らしい再現力だ。

お金に余裕があればこの組み合わせで購入する。そして、ベースマンに設置させていだだき、色々な製品と比較試聴を楽しみたい。

30畳ほどの試聴室での印象。日本の家屋にも合うサイズ。ますます、気に入った。