オーディオ・ベースマン見たり聴いたり B&W804D3・・背景で鳴っている音がキレイ、綺麗・・

BWW804D3。150万円ほど。隣のシグネチャー・ダイアモンド(2007年製)と比較試聴すると、技術の進歩に驚かされる。
解像度の高い音の広がりを重視して、敢えて、平行セッティング。部屋を一直線に横切るレッドラインと壁からの距離を表す数字。アッコルドのベストポジション・マーク。店主の”音質の追及”の執念を感じる。

・・800Dより音がいい・・。

・・細川さん、804D3をどう思われますか?・・

「中域から下のSN比の良さ、解像度、帯域バランスの良さ、(帯域全体が)フラットな感じがいい。高域、中域、低域ともに(引き下がった帯域がなく前に)出ている。そして、量感も均等。ボンつかなく(緩まない)、ブレーキの利いた低音。同じ大きさ、サイズの他のスピーカーより、ダンピングが利き、低域が存在している」。

リンダ・ロンシュタットの「ホワッツ・ニュー」。「背景で鳴っている音(リンダの後ろの伴奏)がこれまでで一番、綺麗。ストリングス(弦楽器)、ブラス(管楽器)の和音が綺麗に鳴っている」。

・・店主「これは最高です」・・

やや、明るめの音調。歪み、曇りのないSN比。再現の難しい中間帯域の音の輪郭をキリリと引き締める解像力。厚くならず、薄くもない均等なエネルギー密度で帯域を広げ、弾性に富んだ反応の速い音質。最高域までストレスなく繊細に伸びる高域特性。強力ではなく「かるみ」のあるダンピングを利かせコントラストのある颯爽とした低音を聴かせる。上下左右に広がり、奥行きのある音場。スピーカーの前面に音楽が解放される。これまでの、ツィーター能力に偏重のギラギラした性能から脱却した印象。音楽のジャンルは選ばないようだが、ボーカル物でバックを演奏技術に長けた(腕の立つ)バンドが担当している曲がベストマッチング・・・・おそらく。

・・比較試聴したシグネチャーの音が重く聴こえた・・