オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アッコルドとB&W805D3 比較試聴 その②・・少しチャーミングにしたい。

フランコ・セルブリン アッコルド Acoord。床に散らばっている紙屑。アキュフェーズのメモ用紙。ウエットティッシュ。タオックのインシュレーターの下に音質を向上させる目的で敷いたもの。色々とやってます。

写真中、黒マジックでアッコルドのスタンドを縁どった位置。そこが、今、最良の場所。

音の遠近感、奥行きはどうでしょうか?。ー「B&W805D3は、遠くまで、ハッキリとしている。遠くがボケているのがブロッドマンVC1。遠くがないのがアッコルド」ー。

ー「(聴き込んでいっても)B&Wと比べれば、オーディオ的性能はかなわない。ですけど、(帯域は狭いので)縮尺された中での、遠近感、音のスピード、強弱、クッション(弾性)がいい。そして、クリア(透明)。音の見え方(が非常に素晴らしい)。そして、バスレフ臭さがない。805D3は前面のバスレフから低音が聴こえてくるし、スピーカーの奥でゴモゴモ(音が)なってます」-。僕には、聴きとれない世界のようです。

これがベストですか?との問いに。ー「まだ、まだ、です」ー。それでは、どうしたいのですか?。ー「少しチャーミングにしたい」ー。そうそう、かなり剛健な音ですからね。

「藤井さん、(アッコルドは)60年代のジャズが最高といいましたけど、(録音が)50年代はベースがボンボンと弾んだような音、70年代は(楽器に)PA(注)をつけて現代的な音、60年代は何もつけてない音です。その60年代が(自分にはイイ音)最高という意味ですよ」

アッコルド、説明書にも書いてあるが、振り角がSP自体にあり、内側に振られている。その振られた交差する三角形の頂点のやや後ろで聴く。それがベストポジションとの説明。意外に、扱いにくいSPかもしれない。

(注) 電気的音響拡声装置の総称。ジャズやロックのコンサート時、楽器にマイクをつけ、音をスピーカーから出す装置(おそらく)。