オーディオ・ベースマン見たり聴いたり DS Audio スタイラスチップクリーナー ST-50・・長生きして良かった!?

DS Audio スタイラスチップクリーナー ST-50。特殊ウレタンゲル下、‘S‘の文字の上下に見える糸くずがゲルに吸着された埃。効果が視覚的にハッキリ確認できる。8.500円ほど。

老いた目には、老人にはピッタリのアイテムです。長生きはするものです。

特殊ウレタンゲルに針を二回落とすだけ。ブラシなどでは取り切れない糸くず状の埃がキレイに取りれる。見た目もベリー・グッド。

オーディオ的効果は、SN比、解像度を上げ、帯域も広げる。高域の鋭角的な表現も向上。レコードに針を落とした時、溝に嵌るまでのひっかき音のキレが爽快だ。演奏中に発生するプチッ、パチッノイズも鮮烈。

ゲルの吸着力が強すぎて不安な面もあったが、使用するとその不安がブッ飛ぶような抜群の効果。これなら、目に見えないチリまで除去可能。これまで、針先を丁寧にクリーニングしても僅かに埃が付いていることが多かった。清掃後、盲(めしい)いた目に針先の「わずかなひげ」が映ると凄いストレス。メガネを外す(近眼の方)、メガネをかける(老眼の方)必要はありません。そのストレスから解放されます。長生きして良かった!。

ただ、家具、家電製品に使われる耐震の転倒防止シート(粘着性は高い)などでも代用できるような気が・・。

・・あるオーディオ・メーカーの試聴会中。営業の方が、発売が近い新製品カートリッジ、針先のクリーニングに白い物体を使用。不可解に思い尋ねました。「すいません、それ(クリーニングに使っている物)はなんですか?」営業の方がおっしゃるには「激落ちくん、です」。「・・・」。しばし、絶句・・。

フェーズメーションのPP-MONOをやっとのことで手に入れた。手に入れたのはいいが、説明書のご注意に「針先の掃除をなさる場合には・・(中略)・・アルコールなどの溶剤を使用しないで下さい・・(中略)・・接着材を痛め、チップ飛びなどの故障の原因になります」と書いてある。「あれれっ・・。しつこい針先の汚れはどうやって取るの」。刷毛では、細かい糸くず上の埃がうまく取れなく、高額商品なので、クリーニングに難儀していたが、これで安心。副作用(粘着力の強さに針が取れるなど)が気になるが、ゴミがついたままよりはいいだろう。なにしろ、「激落ちくん」でこすっても針先が痛まないだろうから、おそらく・・!?。

11月1日 追加 中古レコードを購入すると(ほぼ中古しか買わないけど)、過去の所有者が「よかれ」と思い、添加剤入り、特にレコード盤の光沢が映える製品を使ったケースがあるようだ。その場合、経年変化によりワックス成分が再生とともに剥がれる。酷い時にはレコード盤上に針がこそげ落とした白いカスがちらほら。その成分が針先に密着、これを除去するのが容易ではなかった。ST-50を使用するとほぼ完ぺきに落とせるようだ。なお、これでも不安なのでテクニカのAT607で針先をソッと撫でます。これで安心・・?。