オーディオ・ベースマン見たり聴いたり モーツァルト フルート協奏曲 ワナウゼク演奏・・ジャケットとはいいもんですなぁ。

レコードのジャケット、いいもんでしょう?。

カミロ・ワナウゼク。モーツァルト・フルート協奏曲。
カミロ・ワナウゼク。モーツァルト・フルート協奏曲。第1(k.313)と第2(k.314)番。指揮スワロフスキー プロムジカ室内管弦楽団。仏パテ(pathe)盤。MONO録音。ヤフオク、sql02717さんから譲り受けました。出品者によると「しみじみするフルート」とのこと。

このジャケットを手にするといつもこう思います。ああ、ジャケット?。30㎝の円盤(レコード)を包む31×31の正方形の型紙の事ですよ。現代に生きる我々は、この幸運に感謝しなければなりません。「えっ、どうして、感謝しなければならないの?」と疑問を呈される若いあなたにお答えいたします。今後、人類は、音楽録音媒体を写真のような芸術的なデザインでこの大きさで包装をすることはありません。おそらく。・・作られることはあっても、目の玉が飛び出るような金額になるでしょうなぁ。・・・着実、確実に丁寧、虚飾を排したワナウゼクのフルート。その「しみじみ」とした音色が魅力のアルバム。録音現場の空間のくすみが影響してるのかSN比は澄みきったとは言えない。また、やや帯域が狭い印象も受ける。だが、ワナウゼクのフルートの音色の魅力、中域から高域に丹念に上昇する音階、柔らかな立ち上がり、ふくよかで鈍い光を発し、安定した音程といったところを余すところなく録音。バックのオーケストラの演奏も色々な楽器の音が聴こえ、良好なコントラストと解像度。・・・現代に生きる我々は、今こそこのパッケージと中身が織りなす「レコード芸術」を堪能しようではありませんか!。あぁ、今に生きていて、良かった!!。