オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アコースティック・リヴァイブ・・驚愕の解像度とお値段だが・・

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単調な色(黒が多い)のアコースティック・リヴァイブ製品に華やぎを与えたお二人。左がオーディオ ライターのKanon(カノン)さん、右が同社 PR&Managerの岩谷 愛美さん。

100万円のアコースティック・リヴァイブ XLR-absolute-FMを筆頭にした同社の試聴会が28日(土)に行われました。

試聴は、電源ケーブルから順次、電源タップ、各種ケーブルを機器に取り付けつづけ、外さずにそれぞれ効果を確認。ボード、インシュレーターなどアクセサリー類もドンドン追加しつつ、最後の100万のケーブルで音を締めくくりました。100万のケーブルは二週間ほど店にあります。そのほかの製品は貸出可能なのでベースマンにお問合せのほどを。

同社の音は、言ってみれば「解像度モンスター」。高SN比、高解像度で音を表現する。静寂で 透明感があふれる音場空間、音が立体感を持って林立する音像。陰影感も強く全域に渡ってコントラストの高い音色は、ダンピングで強烈に引き締められ明確で的確、密度は一定。高域は繊細に伸び切るのではなく、太く実在感が強い。中域は余計な倍音成分を取り除いたかのように純粋。低域は、重量感を感じさせず、軽量でスピードとキレのある音色。なめらかさ、うつろいといったものはなく、すごく硬質感が強い。が、冷たい印象にならない。硬質感の強い点で好みが分かれそう。同社の機器を付け加えるほど硬質感が強くなり、ボードを設置したあたりから効果が明確に出ずらくなったと思う。くすみ、混濁も排除され色々な音が聴こえるのは、結構だが、録音対象にマイクを強引に密着させて音を拾ったかのような印象になり、音が調和しないような気が。

同社製品てんこ盛り。てんこ盛り過ぎたと思います。総額はいかほどのお値段だったのでしょうか?。計算する気にはなりませんが・・。

試聴会中、女性ボーカルに傾斜した選曲は一考の余地がありかなと。おそらく、参加者がCD等、音源媒体を持参してきていると思われるのでそれを使用するのも手かな・と。また、てんこ盛りをやめて試聴機種を絞り込んだほうが、望ましいかと。試聴会で、約1名、「電源コンディショナー RPC-1」に飛びついた方がいらっしゃいます。ベースマンにおいては、試聴会中に「この製品だけで、試聴したい」と言ってくる人もいると思うので、その辺の自由度は演出して欲しい。

試聴会終了後、商談成立で売る方側、買う方側ともに「メデタシ、メデタシ」できれいに終わらせようではありませんか!?。