オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり 中村製作所 NXP-001・・「効果あり!」・・と自分は感じたけど・・

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中村製作所のコモンモード・ノイズ・バスター兼電源タップ NXP-001(70.000円ほど)とORBの電源タップ。試聴CDはシャルル・ミンシュ指揮のベルリオーズの「幻想交響曲」。第五楽章で聴き比べ。色々な楽器が出てきて比較が楽しい。

中村製作所(NS)のコモンモード・ノイズ・バスター。電源タップとして試聴。

接続するとSN比が高まる。それを受け、解像度が上昇。高域から低域まで濁り、歪が減少、音場は澄み切り、音の輪郭が冴え、音離れも向上。聴こえてくる音の鮮度が上がる。また、陰影表現を損なうことなく音の角を取り、なめらかな音質になる印象・・。

・・だと自分は感じたけど、店主とほかのお客さんは効果のほどは実感できなかったようだ。

この種の電源対策のアクセサリー、色々な種類、名称がある。店主のお勧めは「modrate(マドレート)のe-Terminus ET-01 BK/SL」(72.000円ほど)という仮想アース。ちなみに、アコースティック・リヴァイブの「電源コンディショナー RPC-1」(250.000円ほど)の効果を認めたのは自分と八重樫さんだけ。どうして、人によって評価が分かれるのだろうか?。店でダメでも自宅で効果ありというケースもある。アクセサリーは、できれば、試聴が必要だ。

遠赤外線下着(今もあるかどうかわかりませんが)が登場した際、体に身に着け、その効果について疑問する人も多かった。ある新聞の記事にこう書いてあった。「着て計測すると0.2から0.3度ほど体の温度は確実にあがっています。ただし、それを体感上認識できるかどうかは個人によって違います」

電源アクセサリーも然りかな・・。上記の事情もありそうなので効果の確認にバラツキがでてきそうだ。すべての人に効果を納得させるのはアクセサリーメーカーの苦労する所だろう。

なお、クリーン電源が必ず音質を向上させるとは、言い難いようだ。今、どうしてもマッチョな音になるベースマン。クリーン電源を外したら、爽やかな、なめらかな音質に変化した。マッチョからしなやかな、たおやかな筋肉に変貌。ここにもオーディオの不思議がある。