オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アキュフェーズ E-270・・音質に注文のつけようがないが・・

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アキュフェーズ E-270 税抜価格30万。同社入門機種。音質に注文のつけようがない。が、際立った技術力で音源から情報を強引に(?)ひきずりだしているように感じられるのは自分だけだろうか・・・。

アキュフェーズ E-270。高解像度(色々な楽器の音が聴こえる)、広帯域(シンバルの高音から大太鼓の低音が聴こえる)、高SN比(音楽の背景が静か)を具体化した製品。優れた科学技術に裏打ちされた音は、広大な音場を形成、聴き手にある種の威圧感を与える。音のエネルギー密度は高域から低域まで高く(やや中域が薄いかな?)、優れたダンピング(音の制動、抑制)性能を発揮。コントラスト(はっきり音が聴こえる)を際立たせ、立体的な音像(演奏者、楽器の位置)を演出。

前作、E-260より硬さがほぐれ、弾性、粘性に富んでいる。

イタリアの高級スポーツカー、フェラーリ。マニュアル(ギアを手で操作する)時代、(足で踏む)クラッチがやたらと重かった。新型車が出るたびにこう評論されたという「クラッチが前の型より軽くなった」

アキュフェーズ入門機種の今後の展開を連想させるような評論。入門機種とは言え、オーディオ機器・装置を聴きなれない者には、なかなか、その本質は掴みづらい。