オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ワルツ・フォー・デビィその①・・音質はイマイチ。でも、ジャズ・ライブの雰囲気そのもの。

ワルツ・フォー・デビィ。ビル・エバンス・トリオ。このLP、魅力は、「名演」に興味のないライブハウスのお客・・というと斜(はす)に聴き過ぎか?。LP下のアナログプレイヤーは、REGA RP6 展示処分品13万円ほど。

ビル・エバンスがアップ・ライト・ピアノ(直立した長方形型)を弾いているみたい。ピアノの音が不可解。ライブでは、グランド・ピアノ(扇を広げた形)を弾いていたと思うけど。

ピアノの音の帯域の幅。高域の伸び、中低域の締まりに欠ける。そのせいか、窮屈で詰まった感じに聴こえる。アップ・ライト・ピアノは、帯域がグランド・ピアノに比べ、狭い。

オーディオ的観点からすると、解像度、SN比はやや不良。帯域は狭い。高域はワレ、中域は歪み、低域は締まらず、音のコントラストも低く、曇りもある。「ハッキリ、スッキリ、クッキリ」していない。録音は、SPの真ん中を使わず、ピアノが右、ベースが左、ドラムは左右不安定。3曲目では、客の話し声、グラスの氷と触れ合う音(?)などなど、様々な雑音がSPのセンターに定位する影響もあるためか、トリオ演奏の背後に回って、客席を見ながら聴いているような不思議な感覚。

音質が芳しくないこのLP、何故、聴き手を魅了するのか?。店主曰く「どこで聴いても、ジャズを聴いていて良かったなぁ(・・と思わせる)。特に、3曲目はジャズ・ライブの雰囲気そのもの」。なるほど、雰囲気プンプンだ。高級クラブ、ジャズ・バー、居酒屋、赤提灯(!?)、果ては、自宅、友人宅で飲酒のひと時。大人数でも少人数でも、お一人でもお二人でも。静かに、物思いに耽りながらでも、歓談しながらでも、酒を飲むシチュエーションには、ベスト・マッチング。物思いが、会話が、途切れた時、ふと、「オッ、いい演奏だな」と気が付く。そして、また、物を思い、再び、歓談。すいません。「どこで聴いても・・」と言われると、つい、お酒の席を連想してしまいます。

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LP。アナログ・レコード、いいものです。今年のベースマンの最大の話題。

オルトフォンの100周年記念限定モデル。「MC Century」を購入したお客様がいらっしゃったことです。世界限定100個、日本には10個輸入。価格は126万円(税別)。年末の慌ただしさのなか、店主、カートリッジをお客様のもとに届け、取り付けを行いました。さすがに、取り付け時、若干、手が震え緊張したそうです。

取り付けを終えて、試聴が終了。帰りがけ、お客様から「126万円が安いと感じましたよ」とのお声が・・。岩手のオーディオ・マニアの底力、このようなものです。

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オーディオ・ベースマン見たり聴いたり プリーズ・リクエスト・・あれれ、ピアノの音が変!?

オスカー・ピーターソン。「プリーズ・リクエスト」(WE GET REQUESTS)。ジャケット写真を見ると、オスカーは、「満面の笑み」。ベースとドラムスの人は「苦笑い」しているような気が。演奏はバツグンだが、音質はイマイチ。

ピアノの音が歪んでいる。オスカーの弾く「ベーゼンドルファー」の音は、アルバム全体を通して歪んでいる。それでも、オスカーは、ガンガン、ピアノを弾きまくる。手首の回転が速く、柔らかい。クルクル手首が良く回る。特に右手が。しかも、ベースとドラムを無視して弾きまくる。「オヤジ、弾き過ぎ!」

このレコードの価値は、どこにあるのでしょうか?。ベーシスト・細川茂雄は、3点理由を挙げました。①曲がみじかい。②メロディが綺麗で、無駄(な曲)がない。そして、③レイ・ブラウンの上下のベースラインが素晴らしい。

***「レイ・ブラウンの音の選び方、(演奏中に)アレンジしている。完璧です。即興で弾いている。(オスカーの)裏でメロディを弾いている。ひとつも間違った音がない!」**では、このLP、「ベースを聴くLPですね?」。「そうです!!」

すると、三人が、ニコニコしているジャケット写真。オスカー、「皆さん、今日は、素晴らしい演奏会でした。リクエスト、誠に、ありがとうございます」。レイ・ブラウン、「いや~、(オスカーに)合わせるのは大変だったなぁ」と苦笑い。ドラムの人は「チェッ、オレは、刺し身のツマかよ(ドラマーの人、刺身のツマを知らないと思いますけど)」とこれまたニガ笑い・・と見える。

音質、ベースはいいけど、他の楽器は良くない。でも、ジャズが音楽として存在する限り聴き継がれるレコードだ。

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 「小型中古スピーカー祭り」といっても四機種ですが・・

中古小型スピーカー。いずれも、スタンドは別売りです。

上から、順に、フォステクス GX-100MA 54.000円。(なぜか、LP「ワルツ・フォー・デビィ」のジャケットにカメラのピントが合い少々、ボケてしまいました)

B&W CM-6S2 198.000円。一年間使用。定価356.400円。

VIENNA ACOUSTICS S-1   45.000円。

ROGERS(ロジャース) LS3/5A 120.000円。

大変、残念ながら試聴はしておりません。どういった音質傾向なのか?。購入意欲があり興味を持たれた方は、店で確認のほどお願いいたします。

その他、大勢の中古品の中には、大型SP、タンノイ・チェビオットがあります。筐体にキズがありますが、軽めで躍動感のあるサウンドは爽快です。確か、10万円ほどの価格だったような気がします。ダイアトーンもあります。

2019年 2月 ロジャースとフォステクスは売れてしまいした。

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アンフィオン・・鏡面仕上げが美しい・・。

AMPHION( アンフィオン) PHONO3 MONO。フォノイコライザ。定価86万・・が30万で所有できる!。御覧の通り、前面の鏡面仕上げが美しい。音は「骨太」だけど。

このような豪華な鏡面仕上げのフォノイコライザでLPを優雅に楽しみたいものだ。

中低域から中高域にかけて、力強くコントラストの高い音質。高いダンピング力により、引き締められた音の輪郭は太い。繊細さ、精緻な解像力を求めるより、積極的、能動的といった活力のあるサウンドを求めるアナログファンに向いているような気がする。

アキュフェーズのフォノイコライザ、C-37との比較するとアキュフェーズが淡泊に聴こえるかもしれない。ちなみに、トライオードの小さなフォノイコライザもお店にあります。ショーケースの中で慎ましく出番(旅立ちの日かな)を待ってます。音はソコソコ、まあまあです。

2019年 2月 売れてしまいました。すいません。間違いです。まだ、売れておりません。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり タンノイ オートグラフ その①・・一刻も早く、売れて欲しい!。

タンノイ オートグラフ。高さ1070㎜、幅1525㎜、奥行き730㎜。後方のショーケースと比較すると大きさが良く判る。筐体下部にローラーが付いており、移動は楽だけど・・。

筐体内部のユニットを交換して販売します。箱は進工舎製。販売金額は未定。ヤフオクでは、現状販売品が80万ほどで落札されておりました。

入荷して「おっ、凄い。早く、音が聴きたい!」と思った。けど、これだけデカいと、手に余る・。まず、試聴会が開けない。開けない訳では無いが、4、5人しか入らないし、圧迫感があって試聴に集中できないような気が。

え~、どなたか、志の高い方で、これだけの装置を鳴らせる邸宅をお持ちの方、もしくは、パイオニア、すなわち開拓者魂などをお持ちの方が、一刻も早く現れ、ご購入されること期待いたします。

なお、恒例のアキュフェーズ試聴会は、来年の4月末に実施予定となっております。

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アッコルドとB&W805D3比較試聴 その③・・僕はB&W、脚色のない世界が好み 

B&W805D3。その右がアッコルド。後方、300万のシグネチャー・ダイアモンドは影がやや薄い。3機種が並ぶとデザイン面でB&Wは落ちる。805D3のスタンド下部にはアコースティック・リヴァイブのヒッコリー製キューブ・インシュレーター。三点支持で使用。スタンドの右下に辛うじて写ってます。

帯域の広さ、高域の伸び、解像度とSN比の良さ。といったオーディオ的要素では、805D3が優れている。また、中低域から高域にかけてフラット(強調した帯域がない)。自然に聴こえる。

一方、コントラストの高さ、音離れ(スピード)ではアッコルドに軍配があがる。音の緩急、強弱の付け方も優れている。車で言えば「ギアの上げ下げ(変速)」が上手いオートマ車。

聴き比べると、B&Wが平坦な音。アッコルドはデフォルメ(強調された)音。どちらかが、お好きか。それは、あなた次第。僕はB&W。脚色のない再生が好み。

2018年12月15日現在、ベースマンの販売実績は、805D3が上。

805D3、以前、店主が「バスレフから低音がもごもごする音が聴こえる」と。それで、バスレフに付属のスポンジを差し入れた。写真でおわかりいただけるでしょう。スタンドの足元にはもう一個のスポンジが。二種類を同時に差し込むことができ、密閉型としても使用できるのかな?。

805D3のスタンドの下のアコリバのインシュレーター。4個セットで5.000円ほど。解像度、SN比を高め、歪み、曇りを取り除く。音質は高域が伸びるためか、やや高域よりの明るめになる。木製なので厚みがあるが、クセがなく、音質改善につながるケースが多い。

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アート・ペッパー・・スピーカーがあってもいいじゃん!

アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズムセクション (ビクター VDJ1556)。1957年 1月19日 ロサンゼルス録音。デジタルリマスター盤。1986年発売盤。このCDを聴くと「今、録音に携わる人たち何をやってるんだろう?」と首を傾けたくなる。再発盤が多い。

えっ!。これが今から60年以上前の録音。鮮度抜群。カツオの刺身みたい。(さっぱりして飽きの来ない味という意味です)。1986年盤をわざわざ、ヤフオクで送料込みで890円で購入。2年前、一関・ベイシーでナベサダ(渡辺貞夫)のライブに行ったときにCDを購入したけど、音質は「アレレ?」。このアルバムぐらいの音質は求めたい。

ステレオ誌2018年2月号「この音を、聴け あなたのオーディオライフを変えるかもしれないこの3枚」。福田雅光さん推薦の1枚。

演奏、音質に感動したが、もう一つ、発見が。「スピーカーの存在を忘れるような再生」という表現がある。が、この録音を聴くと「スピーカーがあってもいいじゃん!」と思ってしまう。アートの吹くサックスが左のスピーカーから聴こえ、その他の楽器、ドラムス、ピアノ、ベースが右から聴こえる。中央部からは何も聴こえてこない。「ステレオモノ」というらしい。結果、スピーカーの周辺だけで音が聴こえる。それも、福田さんがおしゃるように非常に「生々しい」音が。このような高録音レベルの再生を聴くと「スピーカーの云々」にこだわらなくてもいいのかもしれないと感じる。おお、ひとつ勉強になった。

なお、音質的には、福田さんが86~88点の魅力があると評価。個人的には、この音質で十分だが、全体的に解像度、SN比をちょぴり向上させ、サックスの音の輪郭がほんの少し引き締められ、ピアノ、ベースの低域の音のスピードをちょっと上げ、力感が充実すれば、もっと良いかなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり エラ・フィッツジェラルド ガーシュイン・ソングブック・・解放された自由な世界

エラ・フィッツジェラルド ガーシュイン・ソングブック。3CD。アマゾンで1.200円ほど。音質より演奏内容で勝負のアルバム。左の容器は、欧州家庭の卓上容器。本来は、「マスタード、バター」を入れるものだが、酒盃としてウィスキーを「生」で飲むときに使用。

「素晴らしい音楽」を楽しむCDだ。音質は二の次でいいと感じる。エラ・フィッツジェラルドのナチュナルな歌声を活かすためにも、ボーカル帯域を程よく引き締め、潤いのある音に調整されたシステムで聴きたい。ベースマンに比べ、我が家のシステムは、ボーカルが膨らむのが残念だ。

音質としては、中間帯域のSN比、解像度が「まあ、良いかな」というレベル。帯域は、狭く、高域、低域とも今一つ。なめらかだが、音のメリハリ(コントラスト)は高くない。

レコード盤で聴くとおそらくもっと音質はいいだろう。ディーク・エリントンとの共演の「ソングブック」同様、入手は難しいと思う。

良き音楽鑑賞のため「デューク・エリントン・ソングブック」の素晴らしさを教えて下さったヤフオク出品者のsql02717さんの印象を掲載させて頂きます。僕が百万言(ひゃくまんげん)費やすより、エラ・フィッツジェラルドの魅力がよく理解できると思います。(極めてごく一部、編集あり)

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***解放された自由な伸び伸びした世界。「素晴らしい」に尽きます。とても品の良いヴォーカルの世界です。クラシック好きの私が一時期熱中して聴いていました。いつものようにカセットテープに録音し、家でも車でも、ということでした。これは、ジャンルを超えた間違いなく“古典“だと思いました***

以下は、数年前に販売した時に落札者された方から「モノラル盤が本命とはどういうことなのか。教え下されたら幸いです」との質問を受けました。それに答えた時の文章です。

***MONO盤は、エラのヴォーカルが幾分か全面に出てオケは幾分かバックで支えているとの様子を明確に感じます。また、音質は自然でテカテカしていません。STEREO盤が悪いとは言いませんが、その差は明白でMONOはエラの歌声がしっかりとゆったりとそれが静かにたっぷりと聞こえてくるといった印象です。とても上質です。雰囲気がとても良いのです。派手ではないお酒。これぞボーカルジャズといった印象です。英文学者にして随筆の名手である吉田健一が「洋の東西を問わず、本当に旨い酒は限りなく水に近い」との言葉を残しています。私はこれを「濃厚ではなく、淡泊というのでもなく、限りなく、澄んでいて、味わい深い、という意」と得心しています。エラのMONOはそれなのです。また、MONOが本命との発言を何度か見たことがあります。***

***エラは、エラがそれまでに味わい尽くした苦労を浄化して、日々の時を生きて、今在ることの時を身に感じ、その歓びと感謝とを何者かに、そして、自分の歌う世界を共感して聴いてくれる人々に向かって感謝しながら歌っている。そんな呼吸を私は感じます。「素晴らしい」に尽きます。***

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズのCDプレイヤーなど中古品ゴロゴロ その②

アキュフェーズのCDプレイヤー、DP-700が今の中古の目玉品かな。小型スピーカーの中古品が増えた様子。

アキュフェーズ CDプレイヤー、DP-700、DP-510、プリアンプのマランツ model-7k。いずれも、中古販売品です。アキュフェーズの中古CDプレイヤー、写真のほかに、DP-500もあります。右は、タオックのインシュレーター、2セット。同じくタオックのスピーカー・スタンドは1セットのみです。かなりの重量。CDプレイヤー、レコード・プレイヤー、パワーアンプなどを設置して音質改善に期待が持てます。

お値段は、700が58万(税込み)、510が29万8千円(同)、マランツが20万、インシュレーターが1万2千9百円(同)、スタンドが2万5千9百円(同)といった具合です。

珍しいところでは、静電型スピーカーがあります。残念ながら、25万円ほどお金をかけて修理しなくてはいけません。

なお、B&W800D、シグネチャー・ダイアモンド(110万円 税込み)も健在です。

2019年 2月 DP-700とDP-500は売れてしまいました。