オーディオ・ベースマン見たり聴いたり フランコ・セルブリン アッコルド・・意外!。「太い毛筆で書かれた」極太の音。

フランコ・セルブリン アッコルド Accordo 定価123万円。「1960年代のジャズが最高!」店主、シビれまくってました。ジャズ、フュージョン、ボーカル、クラシックの声楽といったジャンルの再生が素晴らしい。

「音が太く、濃い。音を2Bの鉛筆で書いたような濃さと力強さがあります」(店主談)

湿り気、人肌の温もりを、感じさせる再生空間。澄み切ったB&WのSN比とは印象が違う。それでも、くもり、くすみのない優れたSN比。様々な楽器の音、歌い手の声が混濁しない解像度。ダンピングを利かせ「キリリ」と引き締まった音の輪郭。中低域から中高域までの帯域を明確に分離することで得られる揺るぎのない音の定位。スピーカーのサイズからは想像できない力強く、ハイスピード、高レスポンスな再生音。硬さを感じさせることなく緩まない音質。それらの性能が、ボリュームを損なうことなくゴシック的な音像を構築し、躍動する音楽を楽しませてくれる。サイズの制約から、帯域は狭い。コントラストの高い中低域、極太のまま伸びる高域。低い音量でもその音質を維持。

アッコルド、見た目は、繊細でエレガント。しかし、意外にも「太い毛筆で書かれた」かのごとく極太で「ハッキリ」、「クッキリ」した音。空気の壁を突き破る圧巻のリアル・サウンド。それにもかかわらず、スピーカーの存在を消し去るフランコの神がかり的な創作技術。洗練された解像度で、淑(しと)やかで清々(すがすが)しい音楽を奏でるといった風情は皆無。2Hの鉛筆で書かれた細密画のような細かさを聴かせない。クラシック再生には過度の期待を寄せるべきではない・・と思います。

この文章を読んで「疑義」を持たれる方、「首」をひねる方、「不信」に思われる方はベースマンでの試聴をお勧めします。

なお、今月からベースマンのパワー・アンプはアキュフェーズ A-250です。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり LINN リン LP12・・アームとカートリッジを組み合わせ、一関のベイシー仕様。

LINN リン SONDEK LP12。アームは、SME 3010-R。リンは、廃盤機種かと思ったら現行品でした。

カートリッジ SHURE V15 TypeⅢ。生産されてなく、手に入れるのは困難。

リンのアナログ・プレイヤー。岩手は、一関の観光地、ベイシー仕様との事(おそらく)。

「中音が美しい」。このカートリッジとアームで聴くプレイヤーの特長を店主が要約。

一関のベイシーの音は(3年ほど前の印象ですけど)、奏者の姿が浮かび上がる立体的な音像!・・かな?。JBLのスピーカーの近辺を「ゴソ、ゴソ」と演奏者が動き回る。

ベースマンで聴くと、中域を中心に、音のコントラストが高く、力強さがある。硬めの音質、ゆるみ、遊びがない。また、SN比、解像度が高く、低歪み。倍音表現にも優れ、この辺が「美しい」と聴こえる理由か。一方、帯域の幅、高域、低域表現にやや物足りなさを感じる。

ベイシーは「立体的音像」とベースマンでは「美しい中音」とその印象は、かなり異なる。パワー・アンプなどの使用機種の音色が違うためかな?。

ベースマンのリファレンス・プレイヤー、アコーステック ソリッド マシーン スモールの音が「CDっぽく聴こえる。もっと柔らかめの音が欲しい」とお考えの方にお勧め。

2019年 9月 追加 中古品。価格は45万円。付属するシェアのカートリッジは、同一型番を数種類試聴。「最良」と店主が判断したものを付けてあります。なお、カートリッジの脱着は結構、面倒。店主に要確認。

 

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり EMT XSD15・・レコードで硬い音を求めないお方へ

EMT XSD15 。定価19万円。見た目、大きくゴツイ。が、再生音は、センシティブ。ベースマンで試聴できます。

鮮烈に音の輪郭を描き切り、リアルな音を表現するより、柔らかく、耳当たりの良い穏やかな音質が持ち味のカートリッジだ。

今まで、聴いたカートリッジの中で、一番、柔らかい音がしたのはマイソニックの製品。きめ細かく繊細、皮膚を極細の刷毛でソッと撫でられたような感覚でもって聴き手に迫る。XSD15のトーンは、そこまで柔らかくはない。解像度は良好だが、SN比はやや弱い印象。柔らかめの音質と相まってハッキリ、クッキリという音質は求められない。そのためか、帯域もやや狭い印象。また、最高域、最低域ではダンピングが弱いのかその表現に力強さはない。陰影感、コントラストといった面もイマイチかも。

ただ、中低域から中高域まで、強調された帯域がなく、音の谷間がなく、繋(つな)がりがいい。また、音の立ち上がり、スピードも柔らかく、好反応だ。

「レコードに高解像度基調の音(硬め)が、必要ない!」という方はどうぞ。

なお、モノラル再生はあまり得意でない印象。