オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァの電源コンディショナー RPC-1・・あなたは、肯定派、懐疑派?

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アコースティック・リヴァイブ 電源コンディショナー RPC-1 定価248.000円。使い方は、空いているコンセントに装着するだけ。3芯なので、一般の家庭のコンセントには2芯にするプラグを装着、それでも効果はあるのだろうか?。

ベースマンにおいて、この機器は、肯定派(効果がある)と懐疑派(効果が限定的)に分かれる。肯定派は、八重樫さん「音の輪郭がはっきりする」。懐疑派は、店主「低域、中域表現が良くなるが、高域が濁る」。僕も同意見。懐疑派が優勢な状況。

メーカーの謳い文句は、「電源経路に乗る超高周波ノイズの低減と均一化を行い、S/N比や透明度を高めながらエネルギー感や躍動感、音の厚みや質感を劇的に向上させる・・」とある。

八重樫さんのメインシステムは、約20年前の製品。SPがタンノイ カンタベリー 15/HEとプリメインアンプがトライオード VP-300BD。このシステムに繋いでの評価。

RPC-1を接続すると、機器類の発生する歪み、曇り、くすみといったノイズに由来すると思われる成分が取り除かれ、音の精度が向上する。RPC-1に限らず、音の輪郭を明確にするのが、アコリヴァの製品群の特長。10年、20年前といった旧式の再生装置をお持ちで、「音をもう少し、際立たせたい。ただ、愛用の機器を変えたくない」とお考えの方には向いている。

いい面もあれば、副作用もある。そこで、アコリバ製品を自身のシステムに繋いだ際、「音楽」や「音」の印象が如何に聴こえるか。単語で表すと・・・。

求めていい印象・・写実的、原音再生、拝聴、峻厳、真摯、冷徹、透徹、清冽、高精度、精緻、低歪み、束縛、緊張、無音空間、澄み切った空間、高密度、高エネルギー、均質、濃縮、骨太、タイト、俊敏・・などなど。

期待できない印象・・芸術的、実演的、安らぎ、浮遊感、解放、含蓄、抒情、ファンタジー、余韻、ゆらぎ、ユルさ、さざなみ、豊穣、流麗、おおらかさ、曖昧さ、雅、いとをかし、語りかける(問いかける)・・といったもの。

オーディオの世界、一つ求めるものを獲得すると、新たな表現が欲しくなる。物欲が支配する世界。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり クリプトンの電源ボックスPB-HR1000・・軽い躍動感が魅力

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クリプトン(KRIPTON )電源ボックス PB-HR1000 定価 150.000円。基本的使用法は、右縦2個口のコンセントにパワーアンプを、左残り4個口にその他の機器を繋ぐとか。

試聴は、パワーアンプのケーブルをLow Power(四個口)側に接続して実施。PO&High Power(二個口)の方より音質が優れていた。

オーディオ的重厚な音質を求めず、自由闊達、融通無碍(ゆうずうむげ)に音楽を聴きたい人に向いている。

各楽器の音色を明確、鮮烈に分離する解像度の良さ。高SN比だが、「澄み切った」とか「無音空間」を感じさせるオーディオ的音楽空間ではなく、実演の演奏会に近い。観客の衣擦れ、息ぶき、意識しない身動きを感じさせる静寂なSN比。帯域は広く、全体的に均等、淡泊なトーンでまとめ上げている。高レスポンスだが、音が重くならず「軽み」「洒脱」といった躍動感が魅力。ダンピングが利いた中低域から中高域の響き(倍音)も心地よい。高域はやや硬い印象。フルート、ヴァイオリンといった楽器の高音で感じた。また、コントラストは高いが、密度、力感、特に中低域が薄いためか奥行きのある陰影表現は弱い。自然に広がりのある音場、そこはかとなく漂う音像を形成するが、豊富なエネルギーを背景に広大な音場を拡大、林立する音像といった壮大な要素はない。なお、高域の硬質感は「レコード」を再生すると薄らぐ。

写真の通り、電源ボックスは、壁コンセント2個口から2台引いています。パワーアンプ接続用とそのほかの機器のケーブル接続用です。理由は、パワーアンプはノイズが多いためその他の機器の音質のマイナス要因となるからです。福田雅光さんの「福田屋①② 電源・アクセサリー総集編」に書いてある通りです。

日本酒 酒徒礼讃 新潟県新潟市西区・・鶴の友 「上々の諸白」・・「日本酒の味=清酒」を追求!

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上々の諸伯(もろはく) 鶴の友 清酒・・とだけラベルに印刷。吟醸酒表記無し。通販で一升瓶だと思い、「ポチッ」とクリック。現物は四合瓶。送料含め4.000円ほど。「高い買い物をしたと思った」が・・・。

春うらら、やや霞がかった蒼天(そうてん)と薄桃色の桜を肴に、一合、二合といった少量を十全に堪能したい酒徒向けの酒だ。

醸造用アルコールを入れるのは、酒の味を柔軟に繊細にするためだけと思い込んでいた。この酒では、味が華やかになる。純米酒に「にぎわい」を加味した感じだ。

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「かきや」さん、美味しい酒蔵を紹介していただきありがとうございます。

微かに華やいだ香り、口に含むと「はっ」とする酸味と濃厚な米の旨味が混然と一体化。いや、酸味が勝ったり存在感十分の旨味が現れたりと錯綜する二つの味が楽しめる。そして、咀嚼しても舌上と喉もとから味が逃げない。華やいだ酒だが、口中全体に広がることなく喉奥へ「スルリ」と滑り落ちる。安定した酸味と旨味。雑味を感じさせない均等なトーンと繊細な密度、かつ骨格のしっかりした構えで酒徒を魅了する。

自慢の酒盃、枇杷彩の桃山古唐津「奥高麗筒酒盃立ちぐい」との組み合わせはこの世の奇跡。

「諸白(もろはく)」とは日本酒の醸造において麹米と掛け米(蒸米)の両方に精白米を用いる製法の名。または、その製法で造られた透明度の高い酒。今日の清酒とほぼ等しいの酒のことらしいです。

この酒、「大吟醸」とか「吟醸」と表示してありません。「本醸造」とも。おそらく、精米歩合が低いのでしょうか?。あくまでも「日本酒の味=清酒」を追求する酒蔵の矜持を感じます。

新潟県新潟市西区内野五八二 樋木酒造㈱ 上々の諸白 清酒 鶴の友 3.340円ほど(四合瓶)

 

 

日本酒 酒徒礼讃 三重県四日市市 宮の雪 本醸造・・旨味より酸味のインパクト

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宮の雪 極上 本醸造。撮影場所、岩手県釜石市小川町の小川川。70本ほどの桜が土手沿いに咲き乱れます。小規模ですが、それなりに風情があります。百歳ほどの老木たちの今後が気になります。

純米酒もいいが、この本醸造もいける。純米より甘い。基本的な味は同じだが、醸造用アルコールを入れているためか、甘い。アルコールを添加するのは、コストダウンと味を安定させるためだろうか?。良く判らない。甘味が強い分(旨味ではありません)引き締まった酸味を感じる。甘口が好きな人はこちらの方がいいだろう。また、料理には甘口のほうが合うようだ。

瓶の梱包紙に「五味がバランスよく調和したまろやかな味わい。飲み口はなめらかで切れがよく、心地よい甘味とふくらみのある旨味が調和したお酒です」とある。オレには、旨味より酸味のインパクトの方が強く感じられてしまう。何故だろう・・?

三重県四日市市楠町南五味塚972 ㈱宮﨑本店 宮の雪 極上 本醸造 920円。

日本酒 酒徒礼讃 山形県山形市 山廃純米 「霞城壽(かじょうことぶき)」・・「グビグビ」と盃を重ねてしまう。

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山廃純米 出羽燦々 霞城壽(かじょうことぶき)。盃は、桃山期美濃 「繪志野幾何文四方酒盃」一合が丁度入る器。この杯でグビグビ。いやぁ~、幸せ!。

太く剛直な味。華やかな日本酒の味がしない。山廃特有の重さがない。米の旨味もない。無いない尽くしの酒。口に含むと甘酸っぱい酸味。米の旨味を全く味わうことができない。そして、口の中に広がらない。甘酸っぱい味の輪郭はキリキリと明確で立体的。口の中で、バシャバシャせず、どっしりとした甘酸っぱさが喉奥に飛び込んでいく。味に重さはない。一本調子だ。後味で僅かに旨味を味わえる。濃くコクがあり甘味の無い梅酒といった印象。華やぎがなく、物足りなさを感じさせる。そのせいか「グビグビ」と盃を重ねてしまう。それがこの酒の身上!。

瓶の首元には栞が付いている。それによると「・・濃醇で味に膨らみのある純米酒です」とある。よく熟した味の濃いまじりけの無い酒(濃醇)だが、ほかの味がほとんど味わえないため、膨らみはないと思う。

なお、この酒は料理には合わない。つまみもいらない。単体で飲むべきだろう。

山形県山形市大字中里字北田九三-一 本家 寿虎屋酒造㈱ 山廃純米 出羽燦々 「霞城壽」 1.274円。