オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ラックスマン L-505uX  Ⅱ・・「フワリ」と浮遊感のある音

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ラックスマン L-505uX Ⅱ MARKⅡ 定価268.000円。

「ラックストーン」というものがあるらしいが、それがどのような音なのか分からない。2013年の東京で開催されたオーディオ・ショウ、ラックスマンのブースで聴いた時の印象は、高域がよく伸び、明るく、煌びやかだった。

中高域の解像力、SN比が高く、この帯域を明るく、曇らず、伸びやか、コントラスト高く表現。音の立ち上がりが軽い。一方で、中低域はエネルギー密度が低く、量感、力感、奥行きに欠ける。そのためか、全体的に陰影感が薄く、再現空間が希薄な印象を受ける。克明な輪郭の音を構築するより、「フワリ」と浮遊感のある表現に特色がある。

「音を造り込んでいる感じはします・・・」と店主。

3月17(土)、18(日)に行われるソナス・ファベール、「アマティ」の試聴会。どのような音色が体験できるのでしょうか?。芸術調の「カンタービレ(歌うように)」なのか、写実基調の「リアリズム(原音忠実再生)」なのか、大いに興味があります。ただ、B&W800Dと同じような音色でしたらガッカリかな?。まあ、それはないでしょうけど。

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ソウルノート A-1・・「タメ」がなく伸びやかな音色

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ソウルノート A-1 SOULNOTE  A-1 定価170.000円。専用ボード 定価 38.000円。フロントパネルデザインからは、ロック、フュージョン、ジャズ向けに思えるけど・・。

アキュフェーズE-270では、ダンピング(音を鷲掴みする制動力)が強すぎて、「音楽を聴かされるのはイヤ。ちょっと、手綱を緩めて欲しいな」と感じている、また、真空管アンプの柔らかさに力強さを求める人向け。

帯域は少々、狭く、高域表現がやや粗く感じる。しかし、中低域を中心にSN比、解像力は高い。音の立ち上がりも良好。コントラストはやや弱いものの、骨格のしっかりしたサウンド。全体的に力感、躍動感があり、軽い音離れが魅力。E-270を10万円コストダウンしたら、この音といったイメージ。ニュートラルな音色のこちらの方が、音楽を楽しめるかもしれない。

「くもり、滲みがない。(タメがなく)音が伸びやか」というのが、店主のアピールポイント。意外に、音楽のジャンルは選ばない。

皆さんお待ちかね(?)のソナス・ファベールの「アマティ(Amati Tradition)」の試聴会が、3月17日(土)、18日(日)に行われます。楽しみですね。

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァのインタコネクトケーブル2種・・感情表現なく超硬質な音色

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アコースティック・リヴァイブ LINE-1.0R-TripleC-FM 定価28.000円。

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アコースティック・リヴァイブ LINE-1.0R-TripleC-FM (バランス)定価38.000円。

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方向性は表示されていない。機器に接続して確認する必要がある。少々、面倒!。

RCA(アンバランス)ケーブル、XLR(バランス)ケーブルともに、音の緊張度が高い。もう少し、緩めた方がいい。

強力なダンピング(音を引き締める)を利かせ、全帯域を硬質なトーンで覆い音の輪郭を明確過ぎるほどに明確にしている。音の骨格は揺るぎないもので楽器の音は良く聴こえる。しかし、音にふくよかさを与える倍音(響き)表現は切り捨てられ、高域は伸びがなく中低域のボリューム感は皆無。繊細で瑞々しい表現も無くボーカルは喉元を絞ったかのように息苦しい。

感情表現がなくゆらぎのない超硬質な特異な音色が好きな人に。

一通り色々な音楽を試聴。一番、良かったのが「三味線」の音でした。厳冬の津軽、吹き荒れる風雪を硬質な三味線の先鋭な音が突き破る。極めて限られたイメージの音に合うような気が・・。

硬質感のない電源ケーブルの「AC-2.0 TripleC」とは別物と思える性能。TripleC導体の特異な一面を見せつける。ここまで硬直した音を聴かせられるとTripleC導体そのものの能力から離れて、「別な表現を試みては如何かな?」と思ってしまう。

 

 

 

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァの電源ケーブル AC-2.0 TripleC・・スッキリ、ハッキリ、クッキリと新鮮だ

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アコースティック・リヴァイブ AC-2.0 TripleC 定価18.000円。細身のケーブルはやや頼りなく見える。柔らかく、軽量なので接続に苦労しない。友人がNVSのケーブルを繋ぐとき、硬すぎて曲がらず、仕方なく、アンプを移動させたとか。

高解像度、高レスポンス(音の立ち上がりが早い)、軽い音調が特長の爽快感に富むケーブルだ。

くすみ、曇りのないSN比の良さ。適度に締まりを利かせ、中低域から中高域までの解像力が高い。左右への音の分離も良く、明確、明瞭な音の輪郭を表現し、硬質感がない。ただ、倍音成分(響き)を抑制しているためか、音の密度はやや薄い感じ。また、低域のボリューム感、量感といったものも不足している。濃厚さに欠けるため音がまとわりつく感じ、また、産毛を撫でるような気持ち良さもない。低中域のダンピング特性に優れ、ジャズ、フュージョン、ロックといった明快さ聴かせる音楽向きに思える。が、スッキリ、ハッキリ、クッキリしたコントラストの高い音は、新鮮味に溢れ、それが、交響曲、弦楽曲といった分野の再生に躍動感を与える。意外に音楽の再生ジャンルは選ばない。倍音(響き)表現に優れたアキュフェーズのAPL-1とは正反対の性格だ。APL-1が情報量が多すぎるとお考えの方にお勧め。

2018年 3月17日(土)と18日(日)にソナス・ファベールの「アマティ(Amati Tradition」の試聴会が開催されます。お問合せは店主に。

 

日本酒 酒徒礼讃 三重県四日市市 純米 宮の雪・・解説文とオレの味の印象が180度違う!?

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宮の雪 純米 雪中瑞色鮮。瓶ウラの味の解説とは、違った印象。伊勢志摩サミット提供酒。G7伊勢志摩サミットの第一日目、安倍総理夫妻主催のカクテルパーティーの機会に提供。

これは、いい!。この酒、(味が)濁ってゴツゴツして美味い!。濁っているというのは旨味、酸味、苦味、抉味といった味の要素が混然としている点。反目させない杜氏の腕が素晴らしい。

口蓋部で旨味、左右の内頬で酸味、喉で苦味を感じ、飲み干すと舌で抉味を味わえる。澄み切り、透明感を強め、味のコントラストを際立たせるのではなく、濁っている中に各味覚を味わえせてくれる。ドブロクとは今の日本酒のよう洗練された味ではなくこの酒のような味であったのかもしれない。本醸造の酒に味が似ていて「燗」もいける。980円という値段もいい。

瓶ウラのラベルに「酒米を丹念に精白し、じっくり醸した純米酒です。まろやかな自然の旨味をご賞味ください」とある。まろやか・・、あれっ、オレの印象とは180度違ったことが・・・。

三重県四日市市楠町南五味塚九七二 ㈱宮﨑本店 純米 宮の雪 雪中瑞色鮮 980円

日本酒 酒徒礼讃 新潟県新潟市西区 樋木酒造㈱ 鶴の友・・かの「森伊蔵」にも引けを取らない!

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鶴の友 純米酒。漫画「美味しんぼ」の海原雄山なら激賞する酒!・・かな?。五種ほどの品数の酒蔵。小さな蔵ながら地元に愛されている様子。オーディオ・ブログにコメントを寄せてくれた『かきや』さんの推薦の一品。

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撮影場所、岩手県遠野市 青笹町中沢 荒神神社。澄み切った青空、氷点下の透徹した空気、雪化粧が凛々しい茅葺の古社。神前の供え物に相応しい。

かなり手間暇をかけて仕込まれた酒だ。

僅かに米の発酵した饐えた香り。繊細な酸味が舌の上に乗る。口蓋と舌の上だけに慎ましく酸味が留まり、口中全体に広がることはない。米の芯の部分だけを凝縮したような旨味は、コントラスト高く立体的に喉に落ち込む。抉味、雑味、苦味を一切感じさせない。澄み切った後味。強調された味を感じさせない奥ゆかしい酒だ。醸造用アルコールを使用せずとも朧気で柔らかな、儚い、移り行く味の陰影を見事に再現。よくよく、味わうと旨味はか細く優美で繊細。一方では濃厚である。そういった日本酒の持ち味をサラリと現代的に表現。また、時間と手間をかけるウィスキーのように米の旨味を熟成

小さな酒蔵が、一樽、一樽丹精込めて醸した酒。旨味、酸味など味のバランスは、安定している。かの芋焼酎「森伊蔵」にも引けを取らない味の安定度。称賛を送りたい!!。

地元の需要のみを満たすためか?。この純米酒は量が少ない。金額は、安いが入手は難しい様子。

新潟県新潟市西区内野町五八二 樋木酒造㈱ 純米酒 鶴の友 一升瓶 2.480円と送料790円の計3.270円

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DG-58・・ベースマン店主、恐るべし!

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アキュフェーズ ディジタル・ヴォイシング・イコライザー DG-58。これが、音場をフラットに調整した画像。

「(800Dの)左の位置はベストだ。(右より)左は良い音がしていると思ってましたが、これで確認できました」

アキュフェーズのDG-58を使って店のB&W800Dの音場を計測しました。測定用マイクロフォン AM-48をスピーカー間を底辺とする正三角形の頂点に設置。

フラットに音場補正をかけた状態が理想的な再生です。スピーカーの音場を計測した写真をよく見てください。左側のスピーカーの音場計測の画像データが、フラットに調整した時の画像に近く、棒グラフの頂点が0㏈付近で揃っていることが判ります。計測データを見ると左右のスピーカーで音が別物。うーん、ベースマン店主、恐るべし!!(よく聴いているという意味です)

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B&W800Dの左側のスピーカーの音場計測画像。

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B&W800Dの右側のスピーカーの音場計測画像

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり フルテック GTX-D NCR(R)・・「ワルツ・フォー・デビイ」を聴くと・・

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フルテック GTX-D NCR(R) 壁コンセント 定価22.000円。コンセントカバー Outlet Cover104-D 定価8.400円。このコンセントからプリアンプ、CDプレイヤー等の機器の電気を供給。パワーアンプは別系統のコンセント(GTX-D(R))から電気を引いています。

「これで店内の音場空間のくもりを取り去り、音の輪郭の克明さを引き出したい」と店主。

高域から低域にかけて、音のコントラスト、柔らかさといった相反する要素が向上。粒立ちが整い、音の消え入る、終息に向かう慎ましさをうまく表現。澄みきった音場空間に中間帯域の倍音が心地よく響く。

「音の立ち上がりがシャープになりましたね。(前のコンセントの)ポワーンとした感じが取れました」「アキュフェーズとは合いますね」

これまでは、一般的なコンセントのため、アースついたプラグは使えませんでした。それを、アコリヴァの電源ケーブル POWER REFERENCE(39万)に交換。ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビイ」を聴くと・・おお、これが、噂の地下鉄の通過する音かぁ・・。ドラムのシンバルの周囲に複数の穴を開けて鉄の棒を垂らしているのだそうですが・・・その一本、一本が順番に鳴り響いているのが聴きとれる・・。音の精度が向上し、立体的な倍音を聴かせてくれます。そして、会場の雑音など色々な音が聴こえるせいか、如何にお客が演奏に集中してないか良く判る!!。

「あっ、そうそう、藤井さん!。カバーを付けると音質が向上しますよ!。つけた方が絶対にいいですよ」なんでも、最近までパワーアンプ側のコンセントにカバーは取り付けてなかったとの事。

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改善前はこの状態でした。

 

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ DG-58・・定在波とはそのようなモノ⁉

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アキュフェーズ DG-58。B&W800Dから90Hzの音を出しました。定在波の存在(いたずら)を体感できる貴重な製品です??。

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おっ、音が聴こえない!。

11月末に行われたアキュフェーズ試聴会において、同社の技術部長の山本さんがDG-58を使って定在波を体験させてくれました。

90Hzのランブル音が出ている800Dに相対。左手に5人の男がゾロゾロ歩きます。壁にぶつかると左に曲がり部屋を周回、らせん状に歩きます。なにやら、怪しい新興宗教の一団みたいですが。すると不思議、音が低い、もしくは聴こえない位置があります。低い、聴こえない位置に定在波が発生しています。オーディオの定在波は、そのようなモノと理解したほうが判りやすい。定在波とは何ぞや?。スピーカーから発せられた音が悪くなる原因。けど、どうしてそれが悪い要因になるのかは、ネットで調べても良く理解できない。一応、学術的研究論文などありますが、専門的過ぎてオーディオ的(趣味的)に核心をついていない。だが、こうして、ある周波数が聴こえなくなる体験をするとよく理解できる。つまり、ある楽器の、ある声の発する特定の周波数が低くなる、聴こえなくなるため、音が本来のものとは違って聴こえるといったところか。論より証拠の実証。まさに、試聴が最善の解決策。

以前から、自宅の部屋で聴いていると、聴く位置により音が変化することには気がついていた。それは、定在波の仕業。よしっ、良く聴こえる場所でこれからは聴こう!。

なお、何故、壁にスピーカーを近づけると低音がでるのか、中域が薄く感じる理由、自宅でスピーカーはまず、どこに配置すべきか等々、ベースマン店主、細川さんに聴くことは重要である。それが、もっともお金を浪費せず、音質を向上させるアイテムだ。

 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ A-200とアコリヴァの電源ケーブル・・クリーン電源必要なし!?

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アキュフェーズ A-200とアコースティック・リヴァイブ POWER REFERENCE TripleC との組み合わせ。定価38万、輸出モデルの電源ケーブル。単芯は、折れて、断線による事故が懸念されるため、電源ケーブルとしては許可されない。

店主に言わせると、アコースティック・リヴァイブの電源ケーブルは、アキュフェーズのパワーアンプの弱点を補強するという。「低域の力感、躍動感に欠ける。そこが不満でした。それをアコリヴァの電源ケーブルをつなぎますと解消されます」

現在の店は、以前、喫茶店として営業していた建物。それ以前は、ライブハウスとしても使えるよう家主が設計したもの。

「そのためか(店は)電圧に余裕があります」

店にはアキュフェーズクリーン電源、PS-1210が在庫してあるが、これを介さない方が音が良い。それで、現状は、壁コンセント直にケーブルを繋いでアンプに電力を供給している。電圧に余裕があるとクリーン電源が必要ないケースがあるということが分かった。アコースティック・リヴァイブの好意のおかげでしばらくこの状態で試聴できる。

ハサミもオーディオ機器も使い方次第である。