オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アコースティック・ソリッド 20周年限定モデル・・これもまた、必聴モデル!

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Solid Classic Wood Midi 創立20周年限定品(受注生産品) 限定50台の特別仕様。デザインはイマイチだが、性能はピカイチ!。

あなたが、アナログ再生を目指すなら、このプレーヤーを試聴することを薦める。

ソリッド クラシック ウッド ミディ(Solid Classic Wood Midi)と読むのかな。カタログには日本語表記がない。

エクスクルーシブP3より音がいい!。しかも、自重40キロ超のP3に比べ、14キロと軽量を誇り、取り扱いの点でも圧倒的に優位に立つ。

「この性能でしたらお客さんにオススメできます」

高S/N比と優れた解像力を背景として、透明度が高く、澄み切った音場を形成。音の輪郭は明確で、コントラストに優れた音像が立ち並ぶ。帯域は広い感じはしないが、特に突出した帯域はなく、高域から低域にわたりフラットに聴こえ、木質のキャビネットの好影響か、響きはみずみずしく、かつ、ふくよかな印象。オーケストラでは、金管、木管、弦楽器、打楽器等の楽器の音が見事に分離され、聴きとりやすい。そして、声楽は、柔らかく、清らかで美しい。

試聴のため、組み上げる際、ターンテーブルの軸をキャビネットの軸受に差し込むと、10分ほどかかってゆっくりと落ちてゆきました。

メーカーの謳い文句は

***これまでMPX(Solid Wood MPX)にのみ用いられいた合板キャビネットを用いることでWoodシリーズの中でも程良く定位感や解像度をもたせ、なおかつ木材特有の響きも合わせもったサウンドのアナログプレーヤーとなりました。Acoustic Solidが20年間培ってきたノウハウの全てを注ぎ込んだスペシャルエディションに相応しい逸品です***

定価は、アームレスが約26万 専用アーム付きが約33万円、ダストカバーが3万ほど。

デザインは素っ気ない。意匠代を価格に転嫁せず、性能を追求した結果だと思う。

***重量と価格を可能な限り抑えて導入を容易とすることで、より多くのオーディオファイルに「Solid」なサウンドをお届けすることが目標とされました***

お買い得品だと思う。

試聴には、薬師丸ひろ子、ルドルフ・ケンペのR・シュトラウス(東芝EMI)、ジョコンダ・デ・ヴィートの芸術(東芝EMI)を使いました。

 

 

 

 

 

 

日本酒 酒徒礼讃 兵庫県神戸市東灘区 浜福鶴 純米大吟醸・・・淡麗辛口の本道をいく酒・・かな?

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左の緑色の酒盃 江戸前期美濃「織部菊花文筒向う見立て酒盃」(mukashigatarisorekaraさんよりヤフーオークションにて分譲品)

浜福鶴・大吟醸。これまで‘淡麗辛口‘の酒を探してきたが、これがその酒かな?。その昔、テレビCMで「灘の生一本!」と灘の酒をカッコ良く宣伝していたが、味に感心したことがなかった。最近まで、「評判倒れ」と灘の酒には手を伸ばすことはなかった。しかし、この酒で認識は一変した。

香りは、ほんのりと米の発酵した匂い。口に含むとまろやかな「酸味」(良く制御され整えられた)ながら輝きがある(口の中でパッと広がる)。続いて、「おり」や「酒粕」を連想させ、稲を天日干しした時のかぐわしき穀物の芳香をも思い出させる「旨味」を再現。飲み込むと「苦味」「抉(えぐ)味」「酸味」を後味として残し、酒が終わる。いいなぁ~と思うのは、おのおのの味が際立っているものの互いの味を邪魔せず、うまく調和を取っているところ。飲み終えた後、探り当てた数種類の味の記憶をたどるのが楽しい。飲み進むと酔って味がわからなくなりますが、それもまた一興!・・かな。

いやいや、灘の酒、素晴らしい逸品があります。この酒蔵のほかの製品にも期待しています。

㈱小山本家酒造 兵庫県神戸市 東灘区 魚崎南町 4-4-6

福浜鶴 純米大吟醸   1.380円

江戸前期美濃 「綾部菊花文筒向う・見立て酒盃」mukashigatarisorekaraさんの文を引用いたします。

胸に沁み入るような銅緑釉の深々とした発色に菊花文は織部の意匠として最高永遠の傑作。あまりにも希少な逸品です。その昔、これを入手した時は、小躍りして、以来、永らく秘蔵しておりましたが、潮は満ちました。ついに手放します。この大胆な意匠そのまま大きくしたものに有名な「菊花文行灯皿」があります。言わずと知れた白州正子さんのご自慢の一品。もしも、かの韋駄天女史がこの酒盃の存在を嗅ぎつけたら、物もいわずにぶっ飛んで来ることでしょうな。そして、惜しみなく奪うでしょうな、間違いなく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

日本酒 酒徒巡礼 福島県喜多方市 純米 会津ほまれ 大吟醸・・旨味を抑えた名酒

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背景は、岩手県遠野市 ・青笹町中沢の荒神神社。かやぶき屋根の小さな神社が田んぼの中に立つ。四季を通じて写真撮影の場所として人気が高い。

米の旨味を極力排除した(抑えた)酒だ。

気持ちを落ち着かせる、甘くやや濃厚な日本酒の香り。口に含むと薄い酸味とわずかな旨味から味が始まる。口の中で、噛むように反すうすると徐々に酸味が強まる。強まる酸味は立体的で、強烈。その酸味は旨味を抑えつけ、わずかに感じる程度。のどにながし込んでも旨味はわずかに漂うだけ。後味に刺激的な酸味と少々の苦味が残る。わずかで繊細な旨味が味わえるため、日本酒であることが認識できる。

これほど、旨味を抑えた酒はめずらしい。酸味が勝っている分、何度、盃を重ねても新鮮さを失わない。日本酒は飲み進めると旨味が増すが、この酒は、あまり強くならない。

銘品である。

ほまれ酒造

福島県 喜多方市 松山町 村松字 常盤町 二七〇六

純米 会津ほまれ 大吟醸 1.274円

おそらく、日本で美味い酒を数多く造っている県は福島県であろう。そして、「日本で一番、美味しいを作る環境に(気温や降水量の観点から)あるのは福島県だよ。昔は、新潟県だったけどね」と新潟の魚沼地区で米作りに精をだしている農家の方がいっておりました。

その意味でも、震災時の事故は残念なことです。

 

 

 

オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり B&W800D フラットな音に・・・

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800D見参!。B&Wの最高級品をじっくりと鑑賞できるとは夢にも思わなかった。

B&Wの前世代の最高級機。昨年末にベースマンに中古として入庫。かつての所有者は、二人。一人目は、中域の音質に満足できず、二人目も音質が気にいらなかったため手放した。

さすがは、最高級品。802Dの再生がやっと満足できるレベルに達したが、それを超える音質を聴かせる。ベースマンで802Dが満足できる(店主にとってベストではない様子)聴こえ方をする場所が、800Dが備え付けてあるこの場所付近。この場所に決まるまで、6~7年の月日を擁している。常連お客の八重樫さんとともに、周りの壁面、床の音響調整に苦労してました。

解像度が高く、音の歪み、濁りが少ない。音がハイスピードで立ち上がり左右、前後に広大な空間を構成、そして澄み切り、透明感にあふれた音場を背景に、音の輪郭を明確に再現した高いコントラストのある音像が、立ち並ぶ。その音像は、スピーカー間のセンターにピタリと定位、身じろぎもしない。特に、中域が、解像度、S/N比ともに高く、オーケストラの金管、木管楽器各楽器の音色を的確に分離、各楽器の位置、配置が見えるかのよう。抑制された楽器の響きにも魅力を感じる。

一方で、高域は、キツさはなく、スラリと伸びているものの繊細さ滑らかさといったものは、あまり感じられない。ダイヤモンドツィーターのメリットは意外に低い印象。また、低域(ベースマンの店はあまり低域がでない)は、ダンピングが高く彫りのある表現になっているが、もう少し、上手く表現できないが「抉り」の効いた、陰影ある音が欲しい気がする。今、現在、中域を中心とした音の聴こえ方。

とはいえ、自分を含め、一般の人には、十分にいい音ではないのだろうか?。しかし、店主曰く「もう少しフラットな音になって欲しい」との事。どこかの帯域が突出しているのか、歪みがあるのか?、聞きそびれた。今の800Dの音には満足してないとの事。

店主、ジャズ・ベーシストとしても音楽に携わる方だが、ある意味、音の求道者。これからも800Dと格闘する日々が続く。もちろん、試聴のため来店する様々な「自分の音」をもったお客の意見、批判に耳を傾けつつ音を作り上げていくことだろう。今の音の状態を店主に尋ねるのも楽しい。

ベースマンは、今、ハイエンド・オーディオの世界に突入した。一度は、愛聴盤を抱えて訪問、「見て聴いてみる」ことをお勧めする。

 

 

オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アコースティック ソリッド ウッド MPX いいけども・・

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従来のアナログプレーヤーらしいデザイン(といってもモーターが独立しているのでデザインは現代的)。ギラギラの金属ボディに違和感をもつ方にはオススメ。

写真、左の厚手のベースのプレイヤーが、ソリッド ウッド MPX。

エクスクルーシブP3より音は優れているが、ソリッド マシーン スモールのせいで影が薄くなってしまった。

P3に比較して、S/N比に優れ、解像度も高く、帯域も広い。高域は、丁寧に滑らかに伸び、中域は、適度に明確で分解力がある。低域は、程よく抑制され、左右、前後に奥行きのある末広がりな音を再現している。

倍音(音の響き)が、高域ではあまり響かず低域に向かうほど、強くなる。全体的に旧来のアナログレコード再生の本道を行くかのような再生音となっている。

やはり、金属製のボディと高密度積層ベースの違いは大きい。絶対的な能力は、ソリッド マシーン スモールが上。CD的なマシーン スモールの音色に違和感を覚え、高性能な再生を目指すのではなく、ノスタルジック(郷愁)な音楽鑑賞をする人に向くプレーヤーだ。

 

オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アコーステック・ソリッド ソリッド マシーン スモール

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ベースマンで試聴した中で最も、性能が優れていた。店主は、右のP3を手放す決心がついた模様!?。オルトフォンのショートアームをつけて、定価ベースで64万ほど(税別)

「この店で使うなら、最低でもこの性能が必要です」。「そう、そう思います!」。ソリッド マシーン スモールを前に店主はこう言い切った。

パイオニア(pioneer)・エクスクルーシブP3遂に、敗れる。

全域に渡り、S/N比(音楽の背景が静か)に優れ、抜群の解像度(色々な楽器の音が明確に聴こえる)を誇り、音の輪郭を明確に再現する。見た目の金属のボディとの印象とは違い、硬質感のない音質を持つアナログ・プレーヤーだ。帯域も、強調されたところはなく、極めて自然に聴こえる。

絵画でいえば、油絵と水彩画の中間ぐらい。油絵具の印象的な濃さもなければ、絵具のそこはかとなく淡い薄さもない。

高域は、混濁、歪みがなく、音の立ち上がりは素早く、最高域まで素直に伸びる。中域は、楽器の音を的確に分離しつつも、声楽、各楽器の持つ、音色、なめらかさといった特色を失うことはない。低音は、量感に欠けるかもしれないが、適度に締まりが利いた質感が魅力的だ。また、聴感上、聴こえないが、体感できる振動のような低音を響かせる。

「P3で再生すると、(オーケストラの)管楽器、コントラバスや大太鼓の音が遠くに聴こえました。その点に不満があったのですが、このプレーヤーは、そんなことはありません」。「艶のある中域を中心とした、フラットでリアリティに満ち溢れる再生です」

優れた解像力と高い音のコントラストにより音像を林立させ、高速で立ち上がる高域と聴感上聴きとれない執拗低音で引き締まった音場を展開する。その再生は、「リアル」の一言。これまで、この店で聴いた「トーレンス」などのアナログ・プレーヤーとは別次元の性能を感じる。音質がCDに近いといえば、それまでだが、みずみずしさと透明感に加え、温かみもある点が秀逸だ。レコード再生の可能性を広げた機種といえる。

必聴のレコードプレーヤー!。

高価な製品だが、決して、手が届かなものではない・・・、と思っている。

 

オーディオ・ベースマン 見たり聴いたり アキュフェーズ C-290Vは永久に・・・  

dsc_0223C-3850と再生比べ。いやはや、なんとも、まさか私(C-290V)がこのような日の当たる場所にまた出てこられるとは。人生、なにが起こるかわからないものです。勘違いなさらないでください。今の所有者のリスリングルームがいやだという訳ではありません。気分の問題です。

オーディオ評論家の福田雅光さん、石田善之さんがいまだ、所有していることを知りました。それを知った時は、「欣喜雀躍」しました。私、アンプという機械ですが・・。

右奥の銀ピカのLPプレーヤーがアコーステック・ソリッド・マシンーン・スモール。で、その下が、フォノイコライザーのC-37です。C-37の下のプリアンプが私です。アキュフェーズのデザインは不変なので(未来永劫そうであると私は信じています)違和感はないですね。懐かしいことに、パイオニアのエクスクルーシブP3も居ました。右の800Dの背後でみえませんがね。C-3850は、左奥、LPプレーヤのソリッド・ウッド MPXの下です。

ソリッド・マシーンとC-37から情報を受け取り、私がドライブするのは、A-200とB&W800Dであります。・・・感無量です。プリアンプ冥利に尽きるとはこのことです。

残念ながら、SN比、解像度、帯域の広さやその質感と量感、音の立ち上がり、混濁の有無、陰影に富むコントラストの高い表現・・・・などなど、各特性は、C-3850に及ぶものではありません。C-3850より優れている点を敢えて申し上げます。エクスクルーシブ・P3同様に、セピア色(薄い茶色)掛かったかのような過去の記憶を蘇らせる音色でしょうか。アナログ的な音と表現としておきます。音楽にひたれる音です。

「愚痴」と聞き流してほしいのですが、C-3850は、音が明る過ぎます。「チャラ男」です。今回、再生比べでよくわかりました。店主が指摘しておりました。今のアキュフェーズの傾向です。「A-200のように少しほの暗さを漂わせてもよいのでは」と店主も申しておりました。

私のウィーン・コンツェルトハウスのハイドンは、C-3850にはどう聴こえたでしょうか?。明快なC-3850と違い、優雅で艶やかな風情を持ち、落日のハプスブルク帝国の首都ウィーンの哀愁を秘めた音色だったと思います。(曲は、ウエストミンスター盤・WL 5352 弦楽四重奏曲第75番 ト長調 OP.76-1 Hob.Ⅲ-75です)そして、久保田早紀さんのファーストアルバムの「夢がたり」のB面(懐かしい響き)の「白夜」。いやー、久保田さん、やや中性的で憂いを漂わせる素敵な声です。C-3850だと久保田さんの声の冷たさが強調されるような気がします。このファーストアルバムは、各楽器のアレンジも音も良かったのですね。今回、改めて認識しました。もちろん、音楽も最高です。ポップスの音質なんて、昔は、気にしませんでしたけど。私も含め若い頃は、みんなそんなもんです。

若いの(C-3850)の琴線に触れるものがあれば、私としては満足です。

もう一つ、うれしいことがありました。私の所有者は、二代目です。C-3850に比較しても、私の音色には満足されました。中、低域に程よい力感があり、矛盾しているようですが、全域に渡りフラットだと思われているようです。その点も気に入っているようです。ご褒美にオーバーホールしてくださるとの事。店主が、アキュフェーズ・品質保証部に連絡してくださいました。「オーバーホールでもう少し音がクリアにならないか」と店主。アキュフェーズからは、「2011年に前所有者がオーバーホールに出してます。その時点で、老朽化したリレーを交換、ボリュームのリレーも同時に交換しています。そのリレー部品は、耐久能力が非常に高く、劣化はまず、起きません。そのプリは、低発熱です。温度が上がらないので永久に使用できます」との返事。店主の問い合わせに待ち時間がなくスラスラと回答してくれました。機種と型番を伝えただけでこの対応スピード。そして、永久に使用できると断言して頂きました。

社員の間でうまく、情報が共有できていますね。

私、幸せです。素晴らしいメーカーに造ってもらいました。

実家では、長年来の相棒のパワーアンプ・アキュフェーズのA-50V(生産終了)とトライオードのプリメインアンプ(パワーアンプとしても使用)・TRV-A300SE(同)、同CDプレーヤー・TRV-CD4SE(同)、音やのマジック・ボックスとともに奮戦、ブロッドマンVC1とKEF・LS50の二つのスピーカーを十全にドライブして、今の所有者を楽しませております。

そのうちに実家での奮闘ぶりもお伝えしたいと思っております。

追記 私が永久に使用可能ということは、C-3850も同様だと思います。ということは、200万のプリアンプですが、一生使うとなれば、それほど、高価ものでもなくなるような気がいたします・・・。あぁ、これは、単なる「たわごと」です。

2018年 12/13 追加

C-290V。ボリュームをゼロにすると「コツッ」と鈍い音が。指先には「コン」とした金属的な手ごたえが。店主曰く「この感覚、最高ですよ」。音量リモコン操作の他社のアンプ、アキュフェーズ自慢の「AAVA方式ボリュームコントロール」でも味わえない。唯一無二の感覚。ボリュームを落とした瞬間が、音楽の終了・・。フフッ。C-290V所有者のみが体感する「最後の儀式」!。最近、痛切に感じる。